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タグ: 協力



【協力展覧会】滞留

木村亜津・冨田秀一郎・前川紘士「滞留」展チラシ画像

HAPSが協力するイベントのお知らせです。

【概要】

イベント名|滞留
会期|2024年8月24日(土)〜9月15日(日)
開廊時間|13:00~19:00
休廊日|水・木曜日
会場|Gallery PARC(〒602-8242 京都市上京区皀莢町287 堀川新文化ビルヂング 2階)
出展者|木村亜津、冨田秀一郎、前川紘士
主催|滞留展プロジェクトチーム
協力|Gallery PARC、ファンダメンタルズ プログラム
広報協力|一般社団法人HAPS
デザイン|藤本敏行 
助成|京都市「Arts Aid KYOTO」補助事業

 「滞留」は、美術作家の木村亜津と前川紘士、生物学者の冨田秀一郎による自主企画展です。
 本企画のメンバーは、2021年からの3年間、科学者と美術作家の交流を促すプログラム「ファンダメンタルズ プログラム」に参加した際に出会い、木村と冨田、前川と冨田のそれぞれがペアを組み、個別に交流を重ねてきました。交流のペースや内容はそれぞれのペアで異なりますが、手探りのやり取りの中から少しずつ他者と共有できる/してみたいと思う断片が生まれて来ています。
 展覧会タイトルの「滞留」とは、本企画を表す言葉として3者が共通して適っていると捉えた言葉です。英語に訳した“STAGNATE”には、”停滞”や”淀み”といったネガティブな印象を与える意味もありますが、元の流れから一旦距離を取り、アイディアやイメージを漂わせることは、新たな想像や実践を育む機会にも繋がります。
 本展では、それぞれの交流から生まれたものを来場者と共有すると共に、通常のスピードでは流れ過ぎて行ってしまうものを一時的に留め、留まったもの同士の邂逅や新たな相互作用が生まれる事を期待しています。(主催者)

https://www.galleryparc.com/pages/exhibition/ex_2024/2024_0824_stagnate.html

【関連イベント情報】

関連イベント1:滞留トーク①
日時:2024年8月24日(土) 15:00~16:00
展示会場にて、木村、前川、冨田の3人が、企画や展示物について話します。

関連イベント2:滞留トーク②
日時:9月15日(日) 15:00~16:00
出展者の3人が、展覧会や交流の経緯について振り返ります。

関連イベント3:虫の生活
日時:2024年8月25日(日) 15:00~16:00
冨田と木村が、虫の糞をお湯で抽出して味わうワークショップを行います。虫の糞にどんな味や、どんな色素が隠れているか、一緒に体験しましょう。
定員:6名(要申し込み/先着順)

【出展者プロフィール】

木村亜津 Azu Kimura
1986年東京生まれ美術作家。ドローイング、立体、インスタレーションを中心に行う。
武蔵野美術大学卒業後、植栽関連の仕事に従事していたが、働くうちに植物、生物そのものが気になるようになり、退職して作家活動を始める。興味は、植物、地層、昆虫など多岐に渡り、フィールドワークを通じた体験から発想を得て作品を発表している。

冨田秀一郎 Shuichiro Tomita
生物学者。1965年恋のチムニーの街こと北九州市で生まれました。超生意気な小学生は当時はまだ珍しかった中学受験をして中高一貫の進学校に入り、寮生活を通じてなんでも食べられる強靭な味覚を身に付けました。農家になりたい、などと言いだして工場勤めの父を困らせたのち、大学では農学部に進学しました。教員の先生方が皆優しそうという理由でカイコの研究室に入り、その後ずっとカイコと研究をしてきました。

前川紘士 Koji Maekawa
1980年大阪生まれ。その都度の関心や状況を確かめながら、美術や表現のあり方や可能性を探る。近年は、科学者との長期交流や、触ることを前提とした作品制作とその運用、生活と重なる美術や表現のあり方の思索など、それぞれの実践を行き来しながら活動を続ける。主な展示·企画に、「前川紘士個展 多様体のドローイング カブリ数物連携宇宙研究機構アーティスト·イン·レジデンス報告展」大阪大学、大阪(2023)、「ユニバーサルミュージアム さわる!”触”の大博覧会」国立民族学博物館、大阪(2021)、など。

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【協力イベント】旅するOUTBACK@関西 演劇公演「愛と変容についてのラップバトルver.関西」/レクチャートーク「トラウマケアやひきこもりからの回復」

旅するOUTBACK@関西 演劇公演「愛と変容についてのラップバトルver.関西」/レクチャートーク「トラウマケアやひきこもりからの回復」チラシ

Social Work / Art Conference(SW/AC)が協力するイベントのお知らせです。

OUTBACKは、横浜を拠点に精神障害・精神疾患当事者の人たちと自分たちの経験をもとに演劇をつくる活動をしています。
2023年、松山からスタートした「旅するOUTBACK」ですが、今年は、京都、神戸で演劇公演を行います。
今回上演する劇は、昨年松山のシアターねことあかいくつ劇場で上演し、好評を博した「愛と変容についてのラップバトル」の関西verとして、新しくつくりかえ、パワーアップした作品です。
心の病を経て、ぶつかってきたこと、向き合ってきたことをラップとシーンで構成したラップ演劇、どうぞお楽しみください。
また、演劇上演後、レクチャートーク「トラウマやひきこもりからの回復」を行います。トラウマやひきこり経験があるスクール生たちもトークに参加する予定です。

【イベント概要】

<京都公演>
日時|2024年8月22日(木)15:30~開演(15時開場)
会場|京都市地域・多文化交流ネットワークサロン 希望の家ホール
ゲスト|田邉友也さん(訪問看護ステーションいしずえ代表理事)

<神戸公演>
日時|2024年8月25日(日)13:30~開演(13時開場)
会場|Art Theater dB KOBE
ゲスト|山根俊恵さん(山口大学医学部教授)

詳細・予約|https://outback-jp.com/旅するoutback@関西、チケット予約開始!/

主催|文化庁、OUTBACKプロジェクト
協力|NPO法人DANCE BOX、一般社団法人HAPS(Social Work / Art Conference(SW/AC)
制作|OUTBACKプロジェクト

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【スタジオ使用アーティスト出展のお知らせ】“混展”クセがあるアワード:混 ファイナリストによるグループ展

混展フライヤー画像

HAPSスタジオ使用アーティストのおおしまたくろうが出展します。

◼️概要

イベント名|“混展” クセがあるアワード:混 ファイナリストによるグループ展
会期|2024年8月6日(火) 〜 9月5日(木) ※ただし8/12(月)〜8/16(金)は休館
時間|9:30~17:00
会場|クセがあるスタジオ(京都府乙訓郡大山崎町字大山崎小字鏡田30番地1 アート&テクノロジー・ヴィレッジ京都内)
料金|無料
主催|マクセル株式会社
協力|株式会社FM802、株式会社ロフトワーク

「クセがあるアワード:混」の一次審査を通過した8名のファイナリストによるグループ展を開催します。
このアワードでは、「( )と( )をまぜてみた」をテーマに、アートとテクノロジーが介在している作品を形式・ジャンル問わずに募集し、約2ヶ月の応募期間で多様な表現の作品が150点以上集まりました。
クスッと笑える作品、新たなコミュニケーションを生む作品、一風変わった身体感覚を覚える作品、なぜか見続けられる不思議な作品、時代を象徴するメディアを用いた作品、自己表現に留まらない社会的な作品など、これからの未来の”日常”をつくっていくような、ユニークで先端的な表現を体験しにきてください。

https://awrd.com/award/kuse-ga-aru-award-1/tab/exhibition

◼️アーティストプロフィール

おおしまたくろう
サウンドマン。PLAY A DAYをモットーに、日常の道具を改変した楽器の制作と、それらを組み合わせた少し不思議な音楽活動を行う。音楽や楽器の名を借りた遊びやユーモアによって社会をマッサージする。
音の実験ワークショップ「SOUNDやろうぜ」主宰。近作にスケートボードとエレキギターを合体させて街のカタチを演走する「滑琴(かっきん)」、耳型マイクを身につけた2人の奏者の動きを作曲する「擬似耳人(ぎじじじん)」など。

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【スタジオ使用アーティスト出展のお知らせ】PLAY A DAY インスタント・ストア 『書を刷って サウンドやろうぜ プスプスで』

HAPSスタジオ使用アーティストのおおしまたくろうが出展します。

◼️概要

イベント名|PLAY A DAY インスタント・ストア 『書を刷って サウンドやろうぜ プスプスで』
会期|2024年6月1日(土)〜6月30日(日) 月・土・日(第1・3)オープン
時間|10:00〜17:00
会場|プスプスby ZING(静岡県浜松市中央区成子町56 ハトビル101号室)

2024年6月1日から6月30日まで、PLAY A DAYのインスタント・ストア『書を刷って サウンドやろうぜ プスプスで』が開催されます。会場は静岡県浜松市のパブリッシングスタジオ「プスプス byZING」で行われます。今回は、卒業生でサウンドマンのおおしまたくろうさんのポップアップストアとして、小冊子ZINEの販売、パフォーマンスイベントなども予定されています。期間中の情報について、詳しくは「プスプス by ZING」のWebサイトをご確認ください。また期間中はグッズ購入者限定で、プスプスとのコラボ漫画が配布されます。ぜひ入手してください。(主催者)
https://puspusbyzing.blogspot.com/2024/06/play-day.html

◼️関連イベント

『Performance A DAY』

日時|2024年6月23日(日)14:00〜17:00
出演|おおしまたくろう、オコトロン
料金|無料(ぜひ投げ銭をよろしくお願いします)
会場|プスプス by ZING

https://puspusbyzing.blogspot.com/2024/06/play-day_9.html

◼️アーティストプロフィール

おおしまたくろう
サウンドマン。PLAY A DAYをモットーに、日常の道具を改変した楽器の制作と、それらを組み合わせた少し不思議な音楽活動を行う。音楽や楽器の名を借りた遊びやユーモアによって社会をマッサージする。
音の実験ワークショップ「SOUNDやろうぜ」主宰。近作にスケートボードとエレキギターを合体させて街のカタチを演走する「滑琴(かっきん)」、耳型マイクを身につけた2人の奏者の動きを作曲する「擬似耳人(ぎじじじん)」など。

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【スタジオ使用アーティスト出展のお知らせ】エマージェンシーズ! 046 おおしまたくろう「耳奏耳シリーズ」

HAPSスタジオ使用アーティストのおおしまたくろうが出展します。

◼️概要

展覧会名|エマージェンシーズ! 046 おおしまたくろう「耳奏耳(みみそうじ)シリーズ」
会期|2024年6月22日(土)~8月25日(日)
時間|11:00-18:00
会場|NTTインターコミュニケーション・センター [ICC](東京都新宿区西新宿3-20-2 東京オペラシティタワー4階)
休館日|月曜日(月曜が祝日の場合翌日)、保守点検日(8/4[日])
入場料|一般 500円(400円)大学生 400円(300円)高校生以下と65歳以上の方は無料/ICC年間パスポート:1,500円 入場は事前予約をされた方を優先させていただきます

「耳奏耳(みみそうじ)シリーズ」は、作家自身の耳をかたどった耳型マイク装置「擬似耳(ぎじじ)」を用いたマイキング(音源とマイクの距離の設定やマイクの扱い方など)による実験的な音楽作品シリーズです。
「擬似耳」を耳かきで演奏する《帰省されるイヤー》、二人がそれぞれ左右の「擬似耳」帽子をかぶり移動することで演奏する《擬似耳人(ぎじじじん)》、一回だけ再生できる音を録音できる缶と、作家が録りためた音源が詰められた缶で構成される《レコードRAM缶・レコードROM缶》、これらの作品制作と作品パフォーマンスによって、作家自身のノイズを含めた音に対する主観的なマイキングと音楽表現を通じて、普段何気なく聞いている客観的な音のとらえなおしが試みられています。(主催者)
https://www.ntticc.or.jp/ja/exhibitions/2024/emergencies-046-oshima-takuro/

◼️アーティストプロフィール

おおしまたくろう
サウンドマン。PLAY A DAYをモットーに、日常の道具を改変した楽器の制作と、それらを組み合わせた少し不思議な音楽活動を行う。音楽や楽器の名を借りた遊びやユーモアによって社会をマッサージする。
音の実験ワークショップ「SOUNDやろうぜ」主宰。近作にスケートボードとエレキギターを合体させて街のカタチを演走する「滑琴(かっきん)」、耳型マイクを身につけた2人の奏者の動きを作曲する「擬似耳人(ぎじじじん)」など。

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【スタジオ使用アーティスト出展のお知らせ】「蠢」

HAPSスタジオ使用アーティストの八幡亜樹が出展します。

■概要

展覧会名|
会期|2024年6月17日(月)〜6月27日(木)※平日のみオープン
時間|11:00-19:00(27日は21:00まで、21日はDJイベントのため18:30まで)
会場|CSLAB(東京都八王子市宇津貫町1556 東京造形大学内)
参加作家|飯島暉子、上竹真菜美、林修平、宮崎竜成、八幡亜樹、大和楓

企画|上竹真菜美
キュレーション|上竹真菜美、林修平
企画補助|宮崎竜成
デザイン|星加陸
助成|公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京 [スタートアップ助成]

■関連イベント

DJイベント
6月21日(金) 18:30〜 ※21:00まで開館
DJ|kasane vavzed

◼️アーティストプロフィール

八幡亜樹(やはた あき)
フィールド調査や取材に基づく、領域横断的な美術作品の制作を行なう現代美術家。主なメディアは映像+インスタレーション。
「(地理的/社会的/心身的な)辺境」の概念を追求し、その一環として、近年では「手食」や「ロードムービー」に焦点を当てる。
2022年より世界の手食文化をオンラインアーカイブするウェブサイト「手食」webを立ち上げ、主宰・編集。
芸術により、人間の生命力を伸張する方法を思索・探究している。

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【協力事業】GA TALK 047「ポイント・リフレクション」by 笹本晃 (アーティスト、イェール大学教授) 開催のお知らせ

“Aki Sasamoto: Point Reflection”, performance at the Queens Museum. Photo courtesy Queens Museum, credit Hai Zhang.

HAPSが協力するGLOBAL ART TALK 047が京都芸術大学で開催されます。

概要

日時|2024年6月24日(月)18:30-20:00
会場|京都芸術大学 人間館3階 NA314 ※オンライン配信あり(オンライン配信は要申込)
定員|会場100名、オンライン500 名
料金|無料
司会|大坂紘一郎
主催|京都芸術大学大学院

新作を創作する上で、リバース・エンジニアリングが果たす役割とはどんなものでしょうか。なぜ逆算して考えることが重要なのか、近年の作品の舞台裏を紹介しつつ笹本さんにお話しいただきます。本トークでは、笹本さんの活動がビジュアル・アートとパフォーミング・アーツという両方の分野にまたがることにも焦点をあてます。様式が異なることで、同じテーマに多角的な視点が入り込み、作品のありようの可能性が拡張されます。問題なのは主題の寿命ですが、このことは、アーティストの目標である「好奇心の長寿」にも通じているのです。

オンライン配信申込:http://bit.ly/GAT047_240624

ゲストプロフィール

笹本晃(ささもと あき
ニューヨーク在住。美術、パフォーマンス、ダンスの場で創作活動をする傍ら、イェール大学の彫刻科で教鞭をとっている。多種の要素が混合する彫刻的空間を創り、その中で自らパフォーマンスを行う。主なグループ展にベニス・ビエンナーレ(2022年)、あいちトリエンナーレ(2022年)、上海ビエンナーレ(2016年)光州ビエンナーレ(2012年)、ホイットニービエンナーレ(2010年)、横浜トリエンナーレ(2008年)、主な個展にパラ・サイト(香港、2024年)、クイーンズ美術館(ニューヨーク、2023年)、ザ・キッチン、(ニューヨーク、2017年)、スカルプチャー・センター(ニューヨーク、2016年)等がある。

GLOBAL ART TALKについて

現代アートを取り巻く環境は、この数十年で飛躍的に複雑化し、そのなかでアーティストとしてグローバルに活躍する道を模索することは容易ではありません。世界各地で同時多発的に生産される芸術の概況を把握することは、もはや不可能といって良いでしょう。とりわけ、経済成長と近代化の進む近隣アジア諸国では、新しい美術館の創設やアートフェア、国際展の隆盛など発表の機会も拡大し、世界からこの地域に向けられた注目も高まっていますが、すでにアートを取り巻くインスティテューションとしては整備を終えた感もある日本では、むしろ制度化の再考、アーティストの社会的役割、グローバルなネットワーク構築などが改めて問われているといえるでしょう。

 京都では、多くの芸術系大学から毎年新しいアーティストが輩出されていますが、日本の伝統文化の中心地でもある街から、このように複雑化した現代アートの世界と、今日、どのようなつながりを見出すことができるのでしょうか?京都芸術大学による「グローバル・アート・トーク」では、世界各地で活躍するアーティスト、キュレーター、コレクター、研究者、ギャラリストなどを招聘し、対話を積み重ねていくことで、世界を実感し、理解を深めていきたいと考えています。

京都芸術大学では、京都を拠点に現代アート界でグローバルな活躍をめざすアーティストの育成機関を将来に見据えています。

https://www.kyoto-art.ac.jp/graduate/master/art/global_seminar

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【協力事業】GA TALK 046「アジアにおいての制度批判」by デビッド・テ(キュレーター)開催のお知らせ

Post-performance immolation of Montien Boonma’s “Body Temple”, Third Chiang Mai Social Installation, 1995-96. Courtesy Uthit Atimana.

HAPSが協力するGLOBAL ART TALK 046が京都芸術大学で開催されます。

概要

日時|2024年5月31日(金)18:30-20:00
会場|京都芸術大学 人間館3階 NA314 ※オンライン配信あり(オンライン配信は要申込)
定員|会場100名、オンライン500 名
料金|無料
司会|大坂紘一郎
通訳|辻井美穂
主催|京都芸術大学大学院

グローバル・アート・トーク046では、東南アジアの近現代美術を専門にキュレーションや研究をおこなっているデビッド・テさんをシンガポールよりお招きし、お話を伺います。

「『制度批判』は芸術ジャンルとして欧米で定義され、今ではより広範な現代美術の場面でますます引き合いにだされている。では、アジアにおいてその歴史はどのようなものだろう。もし、すでに確立されているように見えるこのジャンルに対峙するならば、オルタナティブな歴史を構築できるかもしれない。このトークではその、再定義の挑戦についてお話しする。アジアにおいて美術の制度や批評の必要性が増大するなかで、制度批判をいち地方の美術史以上のものにするために、こうした複雑な問題を検証する必要がある。」(デビッド・テ)

オンライン配信申込:https://bit.ly/GAT046_240531

ゲストプロフィール

David Teh(デビッド テ)
シンガポール国立大学を拠点に、東南アジアの近現代美術を中心にキュレーター、リサーチャーとして活動。これまでに、「Unreal Asia」(第55回オーバーハウゼン国際短編映画祭 2009)、「Video Vortex #7」(ジョグジャカルタ 2011)、「TRANSMISSION」(ジムトンプソンアートセンター、バンコク 2014)、「Misfits: Pages from a Loose-leaf Modernity」(世界文化の家、ベルリン 2017)、「and Returns」(第12回光州ビエンナーレ 2018)など数々の展覧会を手がける。第17回イスタンブール・ビエンナーレ(2022)の共同キュレーターをウテ・メタ・バウアー、アマル・カンワルとともに務めた。Third Text、Afterall、ARTMargins、Artforumなどの美術ジャーナルにも寄稿している。2017年にはMIT Pressより『Thai Art: Currencies of the Contemporary』、2018年にはAfterall Booksよりデビッド・モリスとの共著として展覧会史シリーズ『Artist-to-Artist: Independent Art Festivals in Chiang Mai 1992-98』を刊行。

GLOBAL ART TALKについて

現代アートを取り巻く環境は、この数十年で飛躍的に複雑化し、そのなかでアーティストとしてグローバルに活躍する道を模索することは容易ではありません。世界各地で同時多発的に生産される芸術の概況を把握することは、もはや不可能といって良いでしょう。とりわけ、経済成長と近代化の進む近隣アジア諸国では、新しい美術館の創設やアートフェア、国際展の隆盛など発表の機会も拡大し、世界からこの地域に向けられた注目も高まっていますが、すでにアートを取り巻くインスティテューションとしては整備を終えた感もある日本では、むしろ制度化の再考、アーティストの社会的役割、グローバルなネットワーク構築などが改めて問われているといえるでしょう。

 京都では、多くの芸術系大学から毎年新しいアーティストが輩出されていますが、日本の伝統文化の中心地でもある街から、このように複雑化した現代アートの世界と、今日、どのようなつながりを見出すことができるのでしょうか?京都芸術大学による「グローバル・アート・トーク」では、世界各地で活躍するアーティスト、キュレーター、コレクター、研究者、ギャラリストなどを招聘し、対話を積み重ねていくことで、世界を実感し、理解を深めていきたいと考えています。

京都芸術大学では、京都を拠点に現代アート界でグローバルな活躍をめざすアーティストの育成機関を将来に見据えています。

https://www.kyoto-art.ac.jp/graduate/master/art/global_seminar

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【協力イベント】八幡亜樹「即興と辺境 実験1」

HAPSスタジオ使用アーティストの八幡亜樹によるイベントのお知らせです。

■概要

会場|京都芸術センター フリースペース
日時|2024年6月10日(月)18:30~20:00
   ※進捗によって終了時間が変更になる場合があります。
   ※途中入退場自由
定員|50名(予約優先・先着順) 
料金|無料 ※要事前予約
      ※当日受付は空きがある限りご案内いたします。
予約|専用フォームよりお申し込みください。https://forms.gle/1xqP3LdtYGFxrH766
主催|八幡亜樹、京都芸術センター(公益財団法人京都市芸術文化協会)
協力|一般社団法人HAPS

https://www.kac.or.jp/events/20240510

Co-program 2024 カテゴリーC「共同実験」採択企画
映像はいかに即興できるのか? ドラムとVJによる上演実験!

 八幡亜樹は、これまで「辺境」に着目し、独自の取材調査をもとにした映像インスタレーションを制作してきました。取材旅行の過程を記録した映像は膨大なものになりますが、映像作品として編集した場合、観られるのは数十分のごく限られた部分です。また、「編集物」になった作品を展示した場合、映像の中に「旅の即興性」は内包されてはいますが、展示空間での即興性はありません。
 今回のプロジェクトでは、これらの取材を通して撮影された映像を用いて、八幡がVJとしてプレイすることで、旅が持つ「その場限りの即興性」を取り戻し(あるいはその場で生成し)、「ロードムービーを即興する」ことを試みます。
 セッションパートナーは、ドラマー・即興独奏家の粉川心。森羅万象をドラムを通じて表現する即興の名手とのコラボレーションです。
このCo-programのプロジェクトでは、年間を通して、八幡と粉川が実践を通じて上演の手法を探求するとともに、「即興」「辺境」といったキーワードについても検討を深めていきます。
 初回の実験では、八幡からのプレゼンテーションののち、セッションの実験と、京都芸術センタースタッフを交えたフィードバックトークを行います。ご来場のみなさまも、ぜひご意見いただければ幸いです。(主催者)

◼️アーティストプロフィール

八幡亜樹(やはた あき)
フィールド調査や取材に基づく、領域横断的な美術作品の制作を行なう現代美術家。主なメディアは映像+インスタレーション。
「(地理的/社会的/心身的な)辺境」の概念を追求し、その一環として、近年では「手食」や「ロードムービー」に焦点を当てる。
2022年より世界の手食文化をオンラインアーカイブするウェブサイト「手食」webを立ち上げ、主宰・編集。
芸術により、人間の生命力を伸張する方法を思索・探究している。

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【協力イベント】三枝愛個展「紙屋川だより、号外です!!」

HAPSが制作に協力する展示のお知らせです。

◼️概要

会場|氵(さんずい)京都市上京区北町580-6 銭湯源湯の中二階 
会期|2024年5月8日(水)〜5月19日(日) 
時間|14:00-25:00(銭湯の営業時間に準ずる)
休日| 火曜日
料金|無料
協力|くらしネット21、京都市楽只児童館、一般社団法人HAPS、禹歩、バンビナートギャラリー 

 みなさんこんにちは。アーティストの三枝愛(みえだあい)です。今回の個展では、これまでに子供たちと紙屋川で漉いた和紙や拓本、紙漉きに使うトロロアオイ栽培の活動を記録してきた「紙屋川だより」の原画を展示します。 また、会場ではトロロアオイの苗を配布する予定です。よかったらいっしょに育てて、秋になったら紙屋川で紙漉きしませんか?

◼️アーティストプロフィール

三枝愛(みえだ あい)
アーティスト。1991年埼玉県生まれ。京都を拠点に活動。2018年東京藝術大学大学院美術研究科油画専攻修士課程修了。近年の主な活動に、2022年「ARTS CHALLENGE 2022」(愛知芸術文化センター/愛知)同展では沢山遼賞、竹村京賞をダブル受賞。2021年「ab-sence/ac-ceptance 不在の観測」(岐阜県美術館/岐阜)、「A Step Away From Them 一歩離れて」(ギャラリー無量/富山)、個展「尺寸の地」(Bambinart Gallery/東京)、「沈黙のカテゴリー | Silent Category」(Creative Center OSAKA/大阪)など。

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【協力事業】GA TALK 045「グローカル・アート・トーク」by 荒木悠(アーティスト、映画監督)開催のお知らせ

“JB” , 2021, Image courtesy of the artist and MUJIN-TO Production

HAPSが協力するGLOBAL ART TALK 045が京都芸術大学で開催されます。

概要

日時|2024年4月26日(金)18:30-20:00
会場|京都芸術大学 人間館3階 NA314 ※オンライン配信あり(オンライン配信は要申込)
定員|会場100名、オンライン500 名
料金|無料
司会|大坂紘一郎
通訳|辻井美穂
主催|京都芸術大学大学院

グローバル・ゼミの授業を担当している中で、ふと疑問に思ったことがありました。果たして自分の活動はグローバルであると言えるのか。そして今日、アートにおけるグローバルな活動とは、一体何を意味するのか。この講演では、グローバルに成りきれていない私の、むしろ「グローカル」ともいえる実践を軸に、その両義的な可能性についてお話ししたいと思います。(荒木悠)

オンライン配信申込:https://us06web.zoom.us/webinar/register/WN_8sYLd8mpT-2LYEB_05rTAg#/registration

ゲストプロフィール

荒木 悠(あらき ゆう
米国ワシントン大学で彫刻を、東京藝術大学では映像を学ぶ。日英の通訳業を挫折後、誤訳に着目した制作を始める。近年の主な展覧会に東京都写真美術館(2024年)、十和田市現代美術館(2023年)、C-LAB(2023年、台北)シドニーオペラハウス(2021年)、ポーラ美術館(2020年)、資生堂ギャラリー(2019年)、アートソンジェ・センター(ソウル、2019年)など。上映は、ロンドンICA(2021年)、マルセイユ国際映画祭(2021年)、ロッテルダム国際映画祭(2018年、2020年)など多数。2017年に光州のアジアカルチャーセンター、2018年にはアムステルダムのライクスアカデミーにゲスト・レジデントとして滞在。2019年はフューチャージェネレーション・アートプライズのファイナリストに選出される。恵比寿映像祭2023「コミッション・プロジェクト」では特別賞を受賞。

GLOBAL ART TALKについて

現代アートを取り巻く環境は、この数十年で飛躍的に複雑化し、そのなかでアーティストとしてグローバルに活躍する道を模索することは容易ではありません。世界各地で同時多発的に生産される芸術の概況を把握することは、もはや不可能といって良いでしょう。とりわけ、経済成長と近代化の進む近隣アジア諸国では、新しい美術館の創設やアートフェア、国際展の隆盛など発表の機会も拡大し、世界からこの地域に向けられた注目も高まっていますが、すでにアートを取り巻くインスティテューションとしては整備を終えた感もある日本では、むしろ制度化の再考、アーティストの社会的役割、グローバルなネットワーク構築などが改めて問われているといえるでしょう。

 京都では、多くの芸術系大学から毎年新しいアーティストが輩出されていますが、日本の伝統文化の中心地でもある街から、このように複雑化した現代アートの世界と、今日、どのようなつながりを見出すことができるのでしょうか?京都芸術大学による「グローバル・アート・トーク」では、世界各地で活躍するアーティスト、キュレーター、コレクター、研究者、ギャラリストなどを招聘し、対話を積み重ねていくことで、世界を実感し、理解を深めていきたいと考えています。

京都芸術大学では、京都を拠点に現代アート界でグローバルな活躍をめざすアーティストの育成機関を将来に見据えています。

https://www.kyoto-art.ac.jp/graduate/master/art/global_seminar

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【協力イベント】小林椋「旅と夢」

小林椋《鳴らす茎(フェ)を大洋へとそそぐ(クゥ)ための回》

HAPSスタジオ使用アーティストの小林椋が出展するグループ展のお知らせです。

■概要

会場|MtK Contemporary Art(京都市左京区岡崎南御所町20-1)
会期|2024年2月29日(木)〜2024年3月23日(土)
時間|10:00~18:00
休日|日曜日
料金|無料
アーティスト|相川勝、小林椋、すずえり、水戸部七絵、大和田俊
キュレーター|畠中実

https://mtkcontemporaryart.com/exhibition/travels-and-dreams/

■アーティストプロフィール

小林椋(こばやし むく)
1992 年生まれ。ある事柄や歴史的な出来事に対して、物理的な装置やオブジェを介入させることで生まれる飛躍、不和や違和感を観察しながら、別様な姿を思弁するための作品を制作する。近年の個展に「スゥと数えるように湿っぽい佇まいは、スゥと巻かれる音として砕ける前に、スゥと囲いまで敷きつめているようで」(ギャラリー16/京都/2023)、「亀はニェフスのイゥユのように前足を石にのばすと」(トーキョーアーツアンドスペース本郷/東京/2022)、「BankART Under35 2022」(BankART KAIKO/横浜/2022)など。
https://pocopuu.net

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