HAPSが主催する展覧会シリーズ「Enjoy Exhibition Club」のお知らせです。
■概要
イベント名|Enjoy Exhibition Club #8 清水紗希 「わたしのいえ my place」
日時|2025年2月28日(金)~3月23日(日)14:00~19:00 会期中の金・土・日曜日オープン
※最終日は16:00 まで
会場|HAPS HOUSE(〒601-8004 京都市南区東九条東山王町1)
※駐車場、駐輪場はございません。来場には公共交通機関をご利用ください。
入場料|無料
出展者|清水紗希
主催|一般社団法人HAPS
一般社団法人HAPSは、2025年2月28日より、清水紗希による個展「わたしのいえ my place」をHAPS HOUSEにて開催いたします。本展覧会はHAPS HOUSEギャラリーにて行われる展覧会シリーズ「Enjoy Exhibition Club」の第8回となります。清水は、針金を用いて街を描きだすアーティストです。その風景は精緻でありながら、鑑賞者の視点により絶えず揺らぎ続け、その様相を変えていきます。見るひとそれぞれの視点から生まれる「風景」を、ぜひ会場にてご体験ください。
ステイトメント|
ひとつの街を作り上げるとき、この街にはどんな人々の暮らしが詰まっているんだろう、そんな想像をしながら手を動かしています。
作品の中には様々な家、建物、街を構成する構造物があります。
ここにいたいなと思う、自分が心地良いと感じる場所をこの街の中に探しに来ていただけると嬉しいです。
(清水紗希)
■プロフィール
清水紗希 (しみず さき)
針金で街の風景を描いている。 モチーフとなる街にここといった明確な場所はないが、誰しもがいつだったかどこかで見たような、行ったことがあるような、そんな気がする街だ。 街に人はおらず、建物が建ち並ぶ風景が続く。私の視線と鑑賞者の視線、鑑賞者どうしの視線が、無人の街の中で交差するとき、街の音や温度、においなど描かれていないはずのものたちがたちあがって見えてくる。また、人がいないからこそ、普段、私たちが生活している中で当たり前に存在しているものや人、自分自身の存在について強く認識するものではないかと思う。
【略歴】
1992 石川県金沢市に生まれる
2015 京都嵯峨芸術大学(現・嵯峨美術大学)芸術学部デザイン学科イラストレーション領域卒業
2017 京都嵯峨芸術大学( 現・嵯峨美術大学) 大学院 芸術研究科 デザイン専攻修了
【個展歴】
2016「わたしが いる。あなたが いる。」(KUNST ARZT、京都)
2017「Sampo」(ガレリア画廊、石川)
2018「expand」(KUNST ARZT、京都)
2019「boundary」(KUNST ARZT、京都)
2021「note」(KUNST ARZT、京都)
2022「reel」(KUNST ARZT、京都)
2023「floating」(telescope gallery、京都)
2023「here」(GALLERY DAIMON、京都)
2023「街をあるく」(堀川新文化ビルヂング NEUTRAL、京都)
2023「日々のかけら fragments of day to day」(C’est cool Shop&Gallery、大阪)
【入選歴】
2019「 第 2 回 アートハウスおやべ現代造形展」(アートハウスおやべ、富山)
2019「 第 5 回 宮本三郎記念 デッサン大賞展 – 明日の表現を拓く -」(小松市立宮本三郎美術館、石川)
【WORKS】
「 Afternoon Tea HOUSE 」ブランドビジュアルアート
■Enjoy Exhibition Clubについて
Enjoy Exhibition Clubは、HAPS HOUSEを会場とした新たな展覧会シリーズです。
展示を行ったアーティストが次回に展示するアーティスト(友人、知人、恩人など)を指名していくリレーのかたちで進行し、各アーティストには展示補助費が支給されます。現代美術が内包する権力勾配や閉鎖性を打破し、アーティストたちの水平的な共感の連鎖が、新しい、必然的な創造の基盤となることを期待しています。
これまでの展示:
#1 田村久留美・峰松沙矢 「お隣から50円引スクラッチ」
#2 櫻井正樹・津村侑希「地図をもって迷子」
#3 このよのはる「京都九条らぶ♡りんす」
#4 伊藤真生・橘葉月「バケツを持っている時間」
#5 後藤那月「そして再び訪れて、また」
#6 小椿 ーこはるー ×園田雪乃 二人展「風と日々とバルコニー」
#7 黒崎茜・高柳有香「星になれなかった絵の具たちのために」
■HAPS HOUSEについて
2020年南区東九条にオープンしたHAPS第二の拠点です。主にアートと共生社会に関する相談窓口「Social Work / Art Conference(SW/AC)」の事務所として使用しています。2023年度にリニューアルを行い、HAPSがこれまで実施してきた地域とアートをつなぐ取り組みを生かしつつ、様々な人々が交流し、集う場所とするべく機能を拡充し、ギャラリー、イベントスペースなどの複合的な機能を備えた施設となりました。若手芸術家の展示支援、情報交換やネットワークの拠点、交流の場としての環境を整備し、多様な文化が息づく地域において、新たな表現が誕生する場として歩んでいきます。