HAPSが主催する展覧会シリーズ「Enjoy Exhibition Club」のお知らせです。
■概要
イベント名|Enjoy Exhibition Club #4 伊藤真生・橘葉月「バケツを持っている時間」
日時|2024年9月27日(金)~10月20日(日)14:00~19:00 会期中の金・土・日曜日オープン
会場|HAPS HOUSE(〒601-8004 京都市南区東九条東山王町1)
※駐車場、駐輪場はございません。来場には公共交通機関をご利用ください。
入場料|無料
出展者|伊藤真生、橘葉月
主催|一般社団法人HAPS
この度、伊藤真生と橘葉月による展覧会「バケツを持っている時間」を開催します。
本展では、伊藤と橘による絵画・映像インスタレーションを展示します。
両者は「反省」をテーマに、時間をかけた分析や、何度も繰り返し思考することで生み出した作品を提示します。それは、自分に可能な範囲の思考を集積して提示することで、自分がどのような視点に置かれているかを表明し、独自の視野を共有することでもあります。
制作活動における「反省」とは何か、展覧会を通してそのあり方の考察を試みます。
―伊藤真生・橘葉月
■プロフィール
伊藤 真生(いとう まお)
1998年熊本県生まれ。2021年筑波大学芸術専門学群卒業、2024年京都市立芸術大学大学院美術研究科(彫刻)修了。「発話」を表現手段として文脈を変動させる映像作品を制作する。主な展示に、「悪魔の子供」(Room_412、東京、2021)、「スローイング・スパゲッティ@VOXビル」(VOXビル、京都、2023)などがある。
橘 葉月(たちばな はづき)
2000年大阪府生まれ。京都市立芸術大学大学院美術研究科(油画)在学中。現実空間と虚空間の関係性をテーマに、自画像の構造を基にした絵画制作を行う。主な展示に、個展「熱視線」(芝田町画廊、大阪、2023)、個展「鏡が見てるから、ここにいる。」(alternative space yuge、京都、2021)、「東九条芸術祭」(京都市地域・多文化交流ネットワークセンター、京都、2023)、「画質のパノラマ」(ノランナラン、京都、2021)などがある。
■Enjoy Exhibition Clubについて
Enjoy Exhibition Clubは、HAPS HOUSEを会場とした新たな展覧会シリーズです。
展示を行ったアーティストが次回に展示するアーティスト(友人、知人、恩人など)を指名していくリレーのかたちで進行し、各アーティストには展示補助費が支給されます。現代美術が内包する権力勾配や閉鎖性を打破し、アーティストたちの水平的な共感の連鎖が、新しい、必然的な創造の基盤となることを期待しています。
これまでの展示:
#1 田村久留美・峰松沙矢 「お隣から50円引スクラッチ」
#2 櫻井正樹・津村侑希「地図をもって迷子」
#3 このよのはる「京都九条らぶ♡りんす」
■HAPS HOUSEについて
2020年南区東九条にオープンしたHAPS第二の拠点です。主にアートと共生社会に関する相談窓口「Social Work / Art Conference(SW/AC)」の事務所として使用しています。2023年度にリニューアルを行い、HAPSがこれまで実施してきた地域とアートをつなぐ取り組みを生かしつつ、様々な人々が交流し、集う場所とするべく機能を拡充し、ギャラリー、イベントスペースなどの複合的な機能を備えた施設となりました。若手芸術家の展示支援、情報交換やネットワークの拠点、交流の場としての環境を整備し、多様な文化が息づく地域において、新たな表現が誕生する場として歩んでいきます。