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荒井颯子個展「絵のある部屋」

開催情報

【作家】荒井颯子
【期間】2024年6月24日(月)~2024年7月21日(日)
【開館時間】10:00~20:00 ※最終日のみ18時閉場
【料金】無料

https://store.tsite.jp/kyoto/event/t-site/41042-0929110617.html

会場

会場名:京都 蔦屋書店 6F ギャラリーウォール
webサイト:https://store.tsite.jp/kyoto/
アクセス:〒600-8002 京都府京都市下京区四条通寺町東⼊⼆丁⽬御旅町35 京都髙島屋S.C.
電話番号:075-606-4525

概要

荒井颯子は伝統的な日本画の技法を用いて、海外映画に出てくるようなモダンな場面を描くアーティストです。大胆な構図と、岩絵具による筆致、発色によって描かれる荒井の作品は、非日常感と静謐(せいひつ)さを持ち合わせ、その独特な作品世界は今年4月に韓国・ソウルで開催されたアートフェア「ART ONO」でも多くのコレクターから注目を集めました。本展では、「映画を観たり小説を読んだ時のように、自身の絵画作品でも現実世界とは別の世界があることを表現したい」という思いから制作した「画中画」の新作を発表します。小さい画面の中を多層的に描くことで、遠くに広がる誰も知らない別世界への探求を試みます。

※画中画:絵の中に「絵」が描き込まれている作品

絵のある部屋

語るべきことの少ない生活の中に、たまたま入ってきた楽しくおかしいことに気づいたとき、これを大切に描きたいと思った。全く魅力を感じなかったものや興味のなかったものも、少し視点をずらすだけで、宝物に見えたりする。近くにあるものの面白さに私はなかなか気づくことができないが、少し離れてそれを見ると、全部がおかしく、愛おしいもののようにも感じる。

アーティストステートメント

絵の中に遠くの世界があると、描いている場所以外にも世界が広がっていくような気がする。ここ以外にも世界はある、ということは私の一番の救いである。私にとって(おそらく多くの人にとっても)映画や小説は遠い存在や知らない世界を教えてくれるものである。だから私は映画や小説から別の場所があることを知り、まだここにいることができる。自分の描く絵でも別の世界や遠い場所があるということを描きたい。絵の中に絵があると、遠くにまた遠くがあって、どこまでも行けるような気分になる。誰にでも自分自身の世界があり、それを日々育てている。自分以外誰も知ることのできない心の内に自分も知らない遠くが作れたら、それはすごく素敵なことだと思う。

荒井颯子

アーティストプロフィール

荒井 颯子(あらい さっこ)

【略歴】
1999年京都府生まれ。自身の作った架空の空間と映画や雑誌で得たイメージを組み合わせ、人物を配置するという手法で日本画を描いている。自分自身の経験やそこに生じた感情を直接描くことはせずに、自分の外側の世界を描くことで、主観的な経験から距離を置いた視点で作品を制作している。

【学歴】
2023年 多摩美術大学 絵画学科日本画専攻 卒業
2023年 多摩美術大学大学院 美術研究科博士前期課程 入学

【受賞歴】
2021年 第56回神奈川県美術展 入選
2021年 カワウソ画廊新人賞 奨励賞
2022年 明日をひらく絵画 第40回上野の森美術館大賞展 入選

【グループ展】
2020年 あまりもの展/gallery blue (東京)
2021年 Bedtime stories/gallery re;tail(東京)
2021年 iPPUKU!/ ギャラリーzakura(東京) 
2023年 第46回東京五美術大学連合・修了制作展/国立新美術館(東京)
2023年 五節句の賦-日本の心を描く-vol.3/東京九段耀画廊(東京)
2023年 ART SESSION by 銀座 蔦屋書店/銀座 蔦屋書店(東京)

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