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【協力イベント】映画『Soul Odyssey – ユーラシアを探して』公開10周年記念特別上映会+アフタートーク

HAPSが協力するトークイベントのお知らせです。

■概要

映画『Soul Odyssey – ユーラシアを探して』公開10周年記念特別上映会+アフタートーク
日時|2026年5月16日(土)18:00~21:00
会場|HAPSオフィス京都市東山区大和大路通通五条上る山崎町339
入場料|2000円(当日会場での現金払いにご協力ください)
定員|10名(予約優先/予約フォームhttps://forms.gle/NwfrdnqURSK14Gi38

登壇者|渡辺真也(映画監督・インディペンデントキュレーター)/黒嵜想(批評家)
主催|黒嵜想(極セカイ研究所)
協力|一般社団法人HAPS

主催の黒嵜想より
習近平とプーチンがともに唱える新たなシルクロード、「一帯一路」構想。批評家・福嶋亮大は『ハロー、ユーラシア』の冒頭で、これを〈球〉に対抗する〈道〉の思想として読み解きました。カントの原理に端緒をもつグローバリズムなる〈球〉——ひとつの球面に閉じ込められる相互連結型の監禁システム。そして、そこに刃を入れるように引かれる〈道〉——外部を作り出しながら伸びていく線。「外を消す開放性」と「外を作るための開放性」という対立。ユーラシアは現在もなお、この二つをまたぐ境界的な争点として、芸術家や政治家を触発しつづける大陸です。

そしてこの大陸は、ずっと以前からある芸術家たちを魅了していました。ヨーゼフ・ボイスとナムジュン・パイクが1980年代に構想した「ユーラシア」プロジェクト——西洋と東洋を一つの魂として再統合しようとした、未完のヴィジョンです。

映画『Soul Odyssey — ユーラシアを探して』は、キュレーター・渡辺真也氏が、このボイスとパイクの足跡を自らの身体でなぞった、78日間のロードムービーです。なんとベルリンから福岡まで——電車とバスを乗り継ぎ、古代人が馬で移動したのとほぼ同じ速度で、渡辺監督はユーラシア大陸を横断しました。シベリアの日本人墓地、タタール人の元軍人、韓国のシャーマン、キルギス出身の李白が見たはずの風景、そして羽衣伝説の三保の松原へ。

主催の黒嵜想は、以前に渡辺監督と登壇する機会を得て、本作に強く惹きつけられました。黒嵜が南極誌『P2P』、そして所収の論考「極論」で試みた思索は、まさに福嶋亮大『ハロー、ユーラシア』冒頭の問い——〈球〉と〈道〉の対立——に触発されたものでした。南極から、ユーラシアへ。両極を貫く思考の軸を確かめるうえで、『Soul Odyssey』はまたとないロードマップとなるはずです。

上映後には、監督・渡辺真也と黒嵜想によるトークを予定しています。10年前の旅は、いま何を映し出すのか。ボイスとパイクが遺した問いは、2020年代のユーラシアでどう読み直せるのか。当時のユーラシアと、いまのユーラシアを、共に歩き直す一夜です。

一本の映画が、これほど遠くまで私たちを連れて行くことはめったにありません。ぜひご参加ください。

■映画『Soul Odyssey – ユーラシアを探して』について

この映画は、私、渡辺真也のユーラシア大陸横断の旅を辿ったものです。8年に渡るアメリカ生活にて、私は「アジア人」と呼ばれる様になりました。日本人である私は、アジア人として生まれたのではなく、その時をもってアジア人になったのだと気づきます。同じくその頃、私はドイツ人アーティストのヨーゼフ・ボイスと韓国人アーティストのナムジュン・パイクによる生涯に渡るコラボレーション活動『ユーラシア』に出会いました。彼らは分断されたヨーロッパとアジアを、一つの大陸文化『ユーラシア』として統一しようと試みたのです。彼らの『ユーラシア』の夢を実現すべく、私はベルリンから故郷である静岡まで、13 カ国を横断し、文化の連続性を探る旅に出ました。

芸術を、そして魂の不滅を信じる全ての人に、ぜひ見て頂きたい映画です。

脚本・監督|渡辺真也
エグゼクティブ・プロデューサー|山口桂
アソシエイト・プロデューサー|安成珍、本阿弥清、國分功一郎、ジョン・ボン&ヨン・ジュン・リー
編集|鈴木光、橘瑞姫、渡辺真也
音楽・サウンドデザイン|オカモトサトシ [sub-tle.]
制作顧問|エルヴィン・M・シュミット
脚本コンサルタント|フランツ・ローデンキルヒェン
ナレーション|オードリー・チェン、渡辺真也
ビジュアルデザイン|相澤幸彦
2016 / ドイツ、日本、韓国 / カラー / 108分 / DCP / 16:9 / Full HD

http://www.shinyawatanabe.net/soulodyssey/ja/

■登壇者プロフィール

渡辺真也(わたなべ しんや)
1980年静岡県生まれ。ニューヨーク大学大学院修士課程修了後、アートキュレーターとして国民国家に焦点を当てた国際美術展をアメリカ、スイス、ドイツ、日本などで開催。ベルリン工科経済大学で4年間教鞭を取る傍ら、ベルリン芸術大学博士論文「ヨーゼフ・ボイスとナムジュン・パイクのユーラシア」を完成させ、日本に帰国した。テンプル大学講師。美術史博士。http://www.shinyawatanabe.net/

黒嵜想(くろさき そう)
批評家。1988年生まれ。極セカイ研究所所長。批評誌『羅(うすもの)』編集長。批評誌『アーギュメンツ』での連載・編集をきっかけとして活動開始。音声と南極を中心的な関心とし、仏教音楽「声明」に関する連載「声をかく」のほか、自身が編集する南極誌『P2P』ならびに「極論」(同誌掲載)などがある。https://kurosoo.works

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