東山 アーティスツ・プレイスメント・サービス(HAPS)

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水野遥介「The hollow gaze」

開催情報

【作家】水野遥介
【会期】2025年7月15日(火)~8月4日(月)
【時間】11:00~20:00 ※最終日のみ17:00まで
【料金】無料
詳細

会場

会場名:京都 蔦屋書店  6F アートウォール
webサイト:https://store.tsite.jp/kyoto/
アクセス:〒600-8002 京都府京都市下京区四条通寺町東⼊⼆丁⽬御旅町35 京都髙島屋S.C.
電話番号:075-606-4525(営業時間内) 

概要

水野遥介は、主に人物や人物を含む空間を起点とした絵画を手掛けています。写実的な描写と抽象的な表現の間を揺れ動く水野の作品は、存在と不在が曖昧で、つねに変化し続ける無秩序な世界を表現しています。水野の作品は、視覚的リアリティーを追求するのではなく、イメージの欠如や省略によって観る者に 想像の余地を与え、「思考すること」を促します。
本展では、「存在の揺らぎ」をテーマに、新たなモチーフとして人形やマネキンを用いた作品を加えて展 示します。見ることも語ることもできないこれらのモチーフは、「人のようで人でない」曖昧な存在であり、「存在しているようで存在していない」状態を体現しています。また、「見られる側」としての自意識を持たず、純粋に見られる対象として存在し続けます。その構造は、水野が作品制作において影響を受けているというフランスの哲学者ジャン=ポール・サルトルの「まなざし」論にも通じ、他者の視線によって自己が規定されるという不安定な主体の在り方を示しています。水野は本展を通して、私たち自身の存在の曖昧さや危うさを提示します。

アーティストステートメント

私は主に人物や、人物を含む空間を手がかりに絵画を制作しています。制作は、デジタル上でのドローイングやイメージのコラージュから始まり、そこから構築される絵画空間は、ひとつの完成された像を目指すのではなく、常に変化し続け、流動的で不安定な様相を帯びています。
画面上ではイメージを意図的に省略・分断することで、現実の連続性を断ち、曖昧で掴みどころのない空間を描き出しています。その断片性は、私たちが生きる世界の不確かさや、自己の輪郭の曖昧さを暗示するものでもあります。
近年は、私たち自身の存在の曖昧さ、危うさに焦点を当てた制作を行っています。

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