東山 アーティスツ・プレイスメント・サービス(HAPS)

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“Dual Vision” Nami Shibata × Chisato Matsumoto

開催情報

【作家】柴田七美・松本千里
【期間】2024年8月27日(火)~9月18日(水)
【開館時間】11:00~20:00 ※最終日のみ18:00閉場
【料金】無料

https://store.tsite.jp/kyoto/event/t-site/41953-1500060802.html

会場

会場名:京都 蔦屋書店 5F エキシビションスペース
webサイト:https://store.tsite.jp/kyoto/
アクセス:〒600-8002 京都府京都市下京区四条通寺町東⼊⼆丁⽬御旅町35 京都髙島屋S.C.
電話番号:075-606-4525(営業時間内) 

概要

異なる感性と表現手法を持つ作家、柴田七美・松本千里の2人展を開催いたします。

柴田七美は1985年福岡生まれ。柴田の描くモチーフのイメージは、映画、舞台、小説など、自身が読んだり見たり聞いたりした作品から描き起こしつつ、既存の物語を伝えるのではなく、曖昧なイメージから鑑賞者一人ひとりが物語を想像し、色や形やマチエールなどを楽しめることを目指しています。情報をそぎ落とし、残った油絵具の質感や筆致によって、小さなキャンバスの上では「人形」のように、大きなキャンバスの上では「影」のように再構成された作品は、鑑賞者に独自の感覚と思考を呼び起こします。

松本千里は1994年広島生まれ。伝統的な技法である「絞り」を現代的な表現と融合させることで、今までとは違う価値観の可能性を探り、新たな解釈を広げようとしています。インスタレーションとして空間全体を絞りで包み込むことで、訪れる人々がその場に身を置き体感できる、インタラクティブな作品を制作しています。また、造形による可能性に集中し、鑑賞者にとっても自由な見方ができるように、本展では染色する技法である絞りを、染色せずに表現します。

印象に残る色彩によって描かれる柴田の大小さまざまな絵画作品と、白で展開される松本の様々な立体作品が共生し、交差する会場の雰囲気をお楽しみください。

アーティストステートメント

舞台に立つ登場人物、スクリーンに映る人影、語り継がれる御伽話のキャラクターなど、さまざまな媒体に現れる人物像がモチーフです。彼らは時空を超え、作り手と受け手の目と手を通し、変容と生まれ変わりを繰り返します。その存在は目に触れたのちに消えてしまうのではなく、記憶の中に溶け込み形を変えながら生き続けるのではないでしょうか。その不確実な存在を、キャンバス上で記号化したり、様式に落とし込んだり、再解釈して描くことで、イメージの変遷とその可能性を探りながら、絵画の物質的魅力と新たな人物像を見出したいと思っています。
柴田七美

私は伝統的な絞り染め技法の模様表現ではなく、絞った立体的な形を抽出して、インスタレーションやパフォーマンス、キネッテックアートなど様々な表現に展開しています。私の作品は日本の伝統技法から新たな価値を創造しようとするものであり、新たな解釈を広げることを目指しています。
立体的な絞りの粒を人に見立て、「個と群衆」をテーマに抽象的な空間造形を通じて、現代社会の複雑なエネルギーとその動態を表現しています。これにより、鑑賞者が作品と対話しながら、伝統と現代の交差点で新しい視覚的・感覚的体験を享受できることを期待しています。 
松本千里

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