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【協力展覧会】滞留

木村亜津・冨田秀一郎・前川紘士「滞留」展チラシ画像

HAPSが協力するイベントのお知らせです。

■概要

イベント名|滞留
会期|2024年8月24日(土)〜9月15日(日)
開廊時間|13:00~19:00
休廊日|水・木曜日
会場|Gallery PARC(〒602-8242 京都市上京区皀莢町287 堀川新文化ビルヂング 2階)
出展者|木村亜津、冨田秀一郎、前川紘士
主催|滞留展プロジェクトチーム
協力|Gallery PARC、ファンダメンタルズ プログラム
広報協力|一般社団法人HAPS
デザイン|藤本敏行 
助成|京都市「Arts Aid KYOTO」補助事業

 「滞留」は、美術作家の木村亜津と前川紘士、生物学者の冨田秀一郎による自主企画展です。
 本企画のメンバーは、2021年からの3年間、科学者と美術作家の交流を促すプログラム「ファンダメンタルズ プログラム」に参加した際に出会い、木村と冨田、前川と冨田のそれぞれがペアを組み、個別に交流を重ねてきました。交流のペースや内容はそれぞれのペアで異なりますが、手探りのやり取りの中から少しずつ他者と共有できる/してみたいと思う断片が生まれて来ています。
 展覧会タイトルの「滞留」とは、本企画を表す言葉として3者が共通して適っていると捉えた言葉です。英語に訳した“STAGNATE”には、”停滞”や”淀み”といったネガティブな印象を与える意味もありますが、元の流れから一旦距離を取り、アイディアやイメージを漂わせることは、新たな想像や実践を育む機会にも繋がります。
 本展では、それぞれの交流から生まれたものを来場者と共有すると共に、通常のスピードでは流れ過ぎて行ってしまうものを一時的に留め、留まったもの同士の邂逅や新たな相互作用が生まれる事を期待しています。(主催者)

https://www.galleryparc.com/pages/exhibition/ex_2024/2024_0824_stagnate.html

■関連イベント

関連イベント1:滞留トーク①
日時:2024年8月24日(土) 15:00~16:00
展示会場にて、木村、前川、冨田の3人が、企画や展示物について話します。

関連イベント2:滞留トーク②
日時:9月15日(日) 15:00~16:00
出展者の3人が、展覧会や交流の経緯について振り返ります。

関連イベント3:虫の生活
日時:2024年8月25日(日) 15:00~16:00
冨田と木村が、虫の糞をお湯で抽出して味わうワークショップを行います。虫の糞にどんな味や、どんな色素が隠れているか、一緒に体験しましょう。
定員:6名(要申し込み/先着順)

■出展者プロフィール

木村亜津 Azu Kimura
1986年東京生まれ美術作家。ドローイング、立体、インスタレーションを中心に行う。
武蔵野美術大学卒業後、植栽関連の仕事に従事していたが、働くうちに植物、生物そのものが気になるようになり、退職して作家活動を始める。興味は、植物、地層、昆虫など多岐に渡り、フィールドワークを通じた体験から発想を得て作品を発表している。

冨田秀一郎 Shuichiro Tomita
生物学者。1965年恋のチムニーの街こと北九州市で生まれました。超生意気な小学生は当時はまだ珍しかった中学受験をして中高一貫の進学校に入り、寮生活を通じてなんでも食べられる強靭な味覚を身に付けました。農家になりたい、などと言いだして工場勤めの父を困らせたのち、大学では農学部に進学しました。教員の先生方が皆優しそうという理由でカイコの研究室に入り、その後ずっとカイコと研究をしてきました。

前川紘士 Koji Maekawa
1980年大阪生まれ。その都度の関心や状況を確かめながら、美術や表現のあり方や可能性を探る。近年は、科学者との長期交流や、触ることを前提とした作品制作とその運用、生活と重なる美術や表現のあり方の思索など、それぞれの実践を行き来しながら活動を続ける。主な展示·企画に、「前川紘士個展 多様体のドローイング カブリ数物連携宇宙研究機構アーティスト·イン·レジデンス報告展」大阪大学、大阪(2023)、「ユニバーサルミュージアム さわる!”触”の大博覧会」国立民族学博物館、大阪(2021)、など。

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