開催情報
【作家】中島晴美
【期間】2026年10月6日(火) ‒ 2026年10月31日(土)
【開館時間】11:00 – 18:00
【休館日等】日・月
【料金】無料
内覧会:2026年10月3日(土) 4:00 PM ‒ 6:00 PM
会場
会場名:艸居
webサイト:https://sokyogallery.com
アクセス:艸居|京都市東山区古門前通大和大路東入ル元町381-2
艸居アネックス|京都市中京区一之船入町375 SSSビル3F
電話番号: 075-746-4456
概要
艸居では、中島晴美の個展を開催いたします。本展は、2020 年に艸居で開催した 「中島晴美:50 年の軌跡」に続く 2 回目の個展となり、陶による表現を始めた頃の初 心に立ち返って制作した新作約 15 点をご紹介いたします。
あわせて、1970 年代から現在に至るまでの重要な作品を展示し、中島晴美の⻑年に わたる制作の軌跡と、現在へとつながるその造形の探求をご覧いただける機会となっ ております。
中島晴美は半世紀以上にわたり粘土による造形表現を追求してきました。大阪芸術 大学在学中に走泥社の作品と出会い、器としての用途を離れたその表現に衝撃を受け ました。中島は、走泥社の熊倉順吉に学びながら、自身の内面と向き合い、独自の造 形を模索してきました。
中島の作品には幾何学と有機、秩序と増殖、制御と衝動といった、相反する要素が 共存しています。中でも、中島を象徴する表現として知られるのが、白磁の表面を無 数の⻘いドットが覆い、球状の形態が連なりながら増殖していく作品です。緻密な手 仕事によって形を構築しながら、その形態を連ね、膨らませ、増殖するように展開さ せていく。そのせめぎ合いは、中島の制作を⻑年にわたり貫いてきました。
一方、制作と教育を続ける中で、中島はいつしか「工芸」「デザイン」「現代美 術」といった理屈が先に立ち、焼き物を始めた頃の初心を忘れていたと振り返りま す。若い学生や研究生たちが夢中で制作する姿に触れることで、改めて呼び起こされ たのは、若き日の制作への情熱でした。
「これからは、評価より、我儘に、やりたいことをやってみよう」
その思いから生まれたのが、今回発表する新作《有機的になる直方体》です。幾何 学的で論理的な「直方体」という形に、どのように有機的な気配が生まれるのか。そ こには、若き日から形と向き合い続けてきた中島が改めて自身の感覚に立ち返り、自 由に造形を試みる現在の姿が表れています。
半世紀以上にわたり制作を続けてきた中島が、いま何をつくろうとしているのか。本 展では、新作とともに、これまでの制作の起点となってきた過去作を通して、これま での歩みを振り返りながら、再出発を迎えた中島の現在をご覧いただきます。
中島 晴美(なかしま・はるみ)
1950 年岐阜県生まれ。1973 年大阪芸術大学デザイン科陶芸専攻を卒業後、信楽にて 制作。1976 年より多治見市陶磁器意匠研究所勤務、2003 年には愛知教育大学教授と して勤務し、現在は多治見市陶磁器意匠研究所所⻑を務める傍ら、岐阜県恵那市にて 制作を行う。受賞歴は 1980 年毎日ID 賞特選 2 席受賞、1995 年国際陶磁器展美濃ʼ95 陶芸部門金賞受賞(1989 年 同銅賞受賞)、2010 年日本陶磁協会賞受賞。収蔵先に 東京国立近代美術館(東京)、岐阜県現代陶芸美術館(岐阜)、金沢 21 世紀美術館 (石川)、エバーソン美術館(シラキュース・アメリカ)、ファエンツァ陶磁国際美 術館(イタリア)、ヨーロピアン・セラミック・ワーク・センター(オランダ)、ヴ ィクトリア・アンド・アルバート博物館(ロンドン)、上虞⻘現代国際陶芸センター (上虞・中国)、清華大学(北京)など、ほか多数。