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【スタジオ使用アーティスト出演のお知らせ】ホリデー・パフォーマンス Vol.16 おおしまたくろう

HAPSスタジオ使用アーティストのおおしまたくろうが出演するイベントのお知らせです。

■概要

イベント名|ホリデー・パフォーマンス Vol.16 おおしまたくろう
日時|2024年12月15日(日)11:00~ ※荒天時は1月19日(日)に順延。開演時間未定
会場|ロームシアター京都 ピロティ(京都市左京区岡崎最勝寺町13 )
料金|無料、申込不要
主催|ロームシアター京都(公益財団法人京都市音楽芸術文化振興財団)、京都市
協力|一般社団法人HAPS

https://rohmtheatrekyoto.jp/event/120464

おおしまたくろうと申します。 
身近な道具に電子回路を取り付けて手作りの音の鳴る楽器・装置を発明しています。 

今回のホリデー・パフォーマンスでは、風と太陽光によって発音する装置を使ったパフォーマンスを計画しています。 
表現活動を始めたころ、およそ 9 年前に太陽光を用いて発電する音響装置を制作したことがあり、今回はそれらを改造した装置を使います。 

9 年 … 。活動を始めてから、そんなに時間が経ったのかと気づかされます。 
時間の経過と言えば、 CD (コンパクトディスク)の耐用年数は 40 年と言われています。 
最初に CD が発売されたのが 80 年代なので、最初期の CD は劣化して、気づけば再生できなくなっているようです。 
CD の命は日本人の平均的な寿命より短く、最後を看取ることもできないのです。 
CD の死は Compact な Die… ? 
生物にもいろんな寿命があるように、 CD のようなメディアにも多様な Life Cycle があるのかもしれません。 

表現活動を続けていて、自分が土を耕すミミズやワラジムシみたいだと感じるときがあります。 
興味を持たれないものや忘れられたものが堆積した地層を耕して、命が育まれる土壌に還す。そんな生物のイメージです。 
耐用年数という現実的な課題に直面する CD の地層を耕すことは、 2020 年代に取り組むべき面白いテーマだと思います。 
今回のパフォーマンスには CD を素材にした装置も用意したいです。 

まとめると、今回のホリデー・パフォーマンスでは風と太陽光によって発音する装置を使ったパフォーマンスを行います。 
それは僕にとっては、忘れていた過去の時間や死にゆく(リビングデッドな)メディアを耕す行為になります。 
風や太陽(もしかして雨も … )を受けて、耕された地平には何が芽吹くのでしょうか? 

長くなってしまいましたが、難しく考えず、風や太陽を感じる気楽なイベントにしたいと思います。 
もし、ご興味を持っていただけたのなら是非とも遊びに来てください! 
野外でのイベントになりますので、防寒などの服装にはご注意ください。 
会場でお会いできるのを楽しみにしています。

■アーティストプロフィール

おおしまたくろう
サウンドマン。PLAY A DAYをモットーに、日常の道具を改変した楽器の制作と、それらを組み合わせた少し不思議な音楽活動を行う。音楽や楽器の名を借りた遊びやユーモアによって社会をマッサージする。音の実験ワークショップ「SOUNDやろうぜ」主宰。近作にスケートボードとエレキギターを合体させて街のカタチを演走する「滑琴(かっきん)」、映像におけるマイキングを演奏行為と捉えてマイク奏者の動きを作曲する「擬似耳人(ぎじじじん)」など。

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