東山 アーティスツ・プレイスメント・サービス(HAPS)

 EN サイトマップ
© 2014-2025 一般社団法人HAPS

「もぞもぞする展覧会 しつづける あいだに」開催のお知らせ

「もぞもぞする展覧会 しつづける あいだに 寝ころがったり、触れたり、踊ったり、着たり、話したり、つくったり、休んだり・・・」を告知するためのチラシの画像です。

■概要

会期|2026年1月6日(火)~1月18日(日)11:00~18:00 会期中無休 ※最終日のみ16:00閉館
出展作家|荒井陸*、中村真由美*、福岡左知子*、舟木花*、宿利真希*、山野将志*、光島貴之
*たんぽぽの家アートセンターHANA所属アーティスト
ゲストキュレーター|奥村一郎
料金|無料

会場|アトリエみつしま Sawa-Tadori京都市北区紫野下門前町44
アクセス|京都市営地下鉄烏丸線「北大路」駅2番出口より徒歩18分
京都市バス 1・12・北8・M1・101・102・204・205・206系統で「大徳寺前」下車、徒歩3分
※駐車場はございませんので、近隣のコインパーキングをご利用ください。

ご来場にあたって

  • ・建物の入口には段差があります。車椅子でお越しの場合は、簡易スロープを設置いたしますので、会場スタッフにお声がけいただくか、入口のインターホンでお呼び出しください。
  • ・会場には車イス対応のトイレがございません。近隣の車イス対応トイレをご案内します。
  • ・ご来場やご鑑賞にあたって、心配なことがある場合や、スタッフのサポートが必要な場合は、お気軽にお問い合わせください。

「もぞもぞする展覧会 しつづける あいだに」
寝ころがったり、触れたり、踊ったり、着たり、話したり、つくったり、休んだり・・・

本展は、福祉施設が取り組むコミュニティ・アートセンター〈たんぽぽの家アートセンターHANA〉の所属作家と、本展の会場〈アトリエみつしま Sawa-Tadori〉のオーナーでもある美術家の光島貴之さんの作品を展示し、それに対して「触れる」「踊る」「寝ころぶ」「話し合う」「休む」「着る」「音を出す」などといった多様な鑑賞アプローチを体現することを試みます。わたしたちは、鑑賞者という立場から、「美術館とはなんだろう」という考察から始まり、「アートとの接し方を変えるには?」「美術館の新しい過ごし方は?」などといった問いへと観点を広げながら、この4年間模索を続けて来ました。それは美術館をわたしたちのものにするという運動でもあり、その一つの提案としてこの展覧会があります。

もぞもぞ? わたしたちの活動のシンボルである「ミミズの糞塚」。 ミミズたちはわたしたちの見えないところでもぞもぞと動きながら微生物と協働して豊かな土壌をつくってくれています。直線的ではない動き、一つではないアクセス。わたしたちはそれに学びながら、豊かな文化の土壌を耕してゆきたいと思います。

本展のゲストキュレーターである奥村一郎さんは、美術作品と同時にいわゆる「美術」ではないもの、例えば生活道具などを展示したり、移民と美術をテーマにするなど、さまざまな領域のあいだを探るような実験的な展覧会を手掛けてきました。奥村さんには、HANAのアーティストと光島さんの作品群から展示作品を選び、「もぞもぞ」の試行を踏まえ、協働した上でのキュレーションを依頼しました。果たしてどんなリアクションがくるのか?キュレーターと、市民参加者で構成された「もぞもぞ」チーム(もぞもぞさん)とのあいだの真摯な対峙から生まれる未来の「美術館」を模索する試みに、ぜひご参加ください。障害のある人、ない人、全ての人々にとってひらかれた展覧会になることをめざしています。トーク、ワークショップ、もぞもぞさん企画の多彩なプログラムとともに、一緒に「もぞもぞ」してみませんか。
(未来の美術館構想講座事業ディレクター/もぞもぞさん・中川真)

イラスト:青木香里奈(もぞもぞさん)

■イベント

※いずれも参加無料

ヘルパーさんいらっしゃい
日時|2026年1月6日(火)・7日(水)・8日(木)各日13:00~15:00頃
「美術館へ行くこと」について、障害のある方の支援に関わる方々と語らう時間です。お気軽にお立ち寄りください。

予約不要。時間内の出入り自由。


ギャラリートークともぞもぞ対話
日時|2026年1月10日(土)13:00~16:00

13:00~13:40 ギャラリートーク#1
対話:吉永朋希(たんぽぽの家アートセンターHANAアートディレクター)、奥村一郎(本展キュレーター)

13:50~14:30 ギャラリートーク#2
対話:光島貴之(出展作家)、奥村一郎

14:40~15:10 もぞもぞ対話
対話:吉永朋希、光島貴之、奥村一郎

15:10~16:00
参加者全員で、もぞもぞ対話

●予約不要(定員20名程度)。時間内の出入り自由。
●文字による情報保障(UDトーク)を予定しています。詳しくは後日、本ページでお知らせします。


もぞもぞさんスペシャル
日時|2026年1月11日(日)・17日(土)各日12:00~17:00
ナビゲーター|もぞもぞさん

寝ころがったり、触れたり、踊ったり、着たり、話したり、筆談したり、つくったり、休んだり・・・もぞもぞさんのナビゲートで、さまざまな方法で鑑賞したり、展覧会場での過ごし方を味わってみませんか?ご来場時、受付にてお気軽に「もぞもぞさん希望」とお伝えください。

予約不要。時間内の出入り自由。


ワークショップ with 光島貴之
日時|2026年1月11日(日)13:00~15:00
講師|光島貴之(出展作家、アトリエみつしまSawa-Tadoriオーナー)
協力|高内洋子(アトリエみつしま)

光島貴之さんの作品制作を体験するワークショップ。製図用のラインテープやカラフルなカッティングシート(厚みのあるビニルシート)を使って、ガラス瓶に「さわる絵画」を施します。お好きな大きさ・色・かたちのガラス瓶をご持参ください。

予約フォームから事前にお申込ください。定員に空きがあれば、当日でもご参加いただけます(先着4名)。
 https://forms.gle/xMDfdUdYg1vPtx8p7


ワークショップ with 宿利真希
日時|2026年1月12日(月・祝)①13:00~ ②15:00~
講師|宿利真希(出展作家、たんぽぽの家アートセンターHANA所属アーティスト)

宿利真希さんの作品制作を体験するワークショップ。宿利さんと一緒に、ダンボールで文字やロゴマークなどを切り抜いてつくります。

予約フォームから事前にお申込ください。定員に空きがあれば、当日でもご参加いただけます(各回先着4名)。
 https://forms.gle/xMDfdUdYg1vPtx8p7


■プロフィール

ナビゲーター|もぞもぞさん
「もぞもぞする現場——芸術と障害にかかわるひとたちの、アセンブリー」の市民参加メンバーのこと。”芸術”と”障害”について、問いを共有し共に考える仲間。障害者にとっても、アーティストにとっても、あらゆる人びとにとっても「おもしろい美術館」とは何か?どうしたら、どんなふうに、誰が美術館を変えて行けるのか?を考え、実践している。
「もぞもぞさん」のこれまでの活動 https://haps-bunka.space/mirai_2024/

ワークショップ講師|光島貴之(みつしま・たかゆき)
美術家・鍼灸師、アトリエみつしま代表。10歳頃に失明。ラインテープやカッティングシートによる「さわる絵画」、手ざわりに特徴のある素材を用いた「触覚コラージュ」のほか、視覚以外の感覚で捉えた街の姿を釘の高低差により再現するなど、新たな表現手法を探求している。2020年にギャラリー兼自身の制作アトリエ「アトリエみつしま」を立ち上げ。バリアへの新しいアプローチを実践する拠点となることを目指して活動の幅を広げている。近年の主な展覧会に「MOTコレクション 歩く、赴く、移動する 1923→2020 Eye to Eye─見ること」(2024年、東京都現代美術館)など。
https://mitsushima-art.jimdofree.com/

ワークショップ講師|宿利真希(やどり・まき)
2008年よりたんぽぽの家アートセンターHANA所属アーティスト。段ボールで作られた数字や漢字にアルファベット… 。これらの作品は彼女の指示でスタッフが作っている。制作中にも細かく指示を出し、出来上がったとしてもイメージと合わなければその場で捨てられることも少なくない。そんなプロセスをへて残った作品だけが、彼女の手によって仕上げの着彩を施され完成する。そしてスタッフのお絵描きスキルも、宿利との制作を経て日々上達している。近年の主なワークショップ、展示活動に「オープンアトリエ inなら歴史芸術文化村」(2024年、なら歴史芸術文化村)など。
https://tanpoponoye.org/hana/artist/2014/05/53146890/

会場「アトリエみつしま Sawa-Tadori」
全盲の美術家・光島貴之が代表をつとめるアートギャラリー。大徳寺総門にほど近い西陣織の工場跡をリノベーションし、2020年4月にオープン。「Sawa-Tadori」は、「さわってたどる」という言葉から名づけられ、沢のような細い道をたどりながら新しい世界を発見したいという意味が込められている。入口の看板には、点字で「あとりえ みつしま」と書かれている。
https://mtsm.jimdofree.com

■「もぞもぞする現場」について

「もぞもぞする現場」は芸術と障害について、障害者・アーティストをふくむ私たち自身が、「そもそも」のところから考え話す場所として、2022年度にスタートしました。参加者の皆さんともぞもぞ対話を続けながら、障害のある人を含む様々な鑑賞者にひらいていくための実践を続けています。

【これまでの取り組み】

2022年度「もぞもぞする現場 – 芸術と障害にかかわるひとたちの、ネットワークづくりのためのアセンブリー」
2023年度「もぞもぞする現場 2 – 芸術と障害にかかわるひとたちの、ネットワークづくりのためのアセンブリー」
2024年度「もぞもぞする現場 3 – 芸術と障害にかかわるひとたちの、アセンブリー」
2025年度「もぞもぞする現場 4 芸術と障害にかかわるひとたちの、アセンブリー」

■問い合わせ先

一般社団法人HAPS
Eメール:mozomozo@hapskyoto.xsrv.jp Tel:075-525-7525
受付時間:火~土曜日 11:00~17:00(イベント等の都合により変更する場合があります)
年末年始休業:2025年12月28日~2026年1月5日

主催|文化庁、一般社団法人HAPS
制作|一般社団法人HAPS
協力|京都市、アトリエみつしま、一般財団法人たんぽぽの家、社会福祉法人わたぼうしの会
「美術館」と「障がい」の再検討と実践の共有事業:未来の美術館構想講座事業
(文化庁委託事業「令和7年度 障害者等による文化芸術活動推進事業」)

関連記事



HAPSについて | アーティスト支援 | アートと共生社会
お知らせ | 相談・お問い合わせ | アクセス
サイトマップ | プライバシーポリシー



JP | EN

© 2014- 2025 一般社団法人HAPS