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新谷 嘉子 個展 あいだにとどまる

開催情報

【期間】2026年9月22日(祝)〜 9月27日(日)
【開館時間】12:00~18:00
【休館日等】月曜日
【料金】無料

詳細:http://kunstarzt.com/Artist/SHINTANI/Kanako.htm

会場

会場名:KUNST ARZT
ウェブサイト:http://www.kunstarzt.com/
アクセス:〒605-0033 京都府京都市東山区夷町155−7 2F
電話番号:090-9697-3786

概要

KUNST ARZT では、初となる新谷嘉子の個展を開催します。
新谷嘉子は、欠落と変化の痕跡を視覚化するアーティストです。
カラーコピーしたイメージをカットし、丸め、幾重にも重ねた状態を留めたレリーフ作品(shadow and image{2025}他)、さらに、それらでガラス窓を覆うことで、ステンドグラスのような効果を生み出した作品(リピート アフター ミー{2026}他)などを展開してきました。
本展は、制作過程に網戸を用いた新しい試みです。
(KUNSTARZT 岡本光博)

展覧会ステートメント

私は直接触れていても、目の前にあるはずの人やモノの輪郭が、
指の隙間からこぼれ落ちていくような焦燥を抱くことがある。
大切な何かが、私の内側からも静かに零れ落ちているように感じる。 
その感覚に向き合うため、私は網戸の網を介した制作を行っている。
まず画質の粗い画像を紙に写し取り、その像を網へ移し替える。
さらに網越しに描画を行い、最後に紙を剥がすことで、
絵の具の層だけを作品として取り出す。 
網戸という規則的な構造を通過することで、像は輪郭を崩し、
情報の一部を失いながら物質へと変化する。
紙を剥がす瞬間、絵の具は紙に残るものと作品として剥がれ落ちるものと
に分かれ、一つの像は不可逆的に変質する。この欠落は偶然ではなく、
私が制作を通し、世界との関わりとして引き受けている現象である。 
私にとって網戸は、像を再現するための道具ではなく、世界をそのまま
受けるめることができないという事実を可視化する装置である。
すべてを掬い上げることはできない。
それでも、網戸に残された断片には、失われたものの痕跡や、
そのとき確かに存在していた時間の気配が宿る。 
零れ落ちるものがあるからこそ、新たな輪郭は立ち現れ、
私自身の認識もまた変化していく。
私は、その欠落と変化の痕跡を作品として残したいと考えている。

press release

SHINTANI Kanako (b.2003, Hyogo pref, lives and works in Kansai) 
is an artist who visualizes traces of loss and change.
She is an active graduate student in a painting course 
at Kyoto Seika University.

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