開催情報
【作家】青山悟
【期間】2026年7月4日 (土) ~ 7月25日 (土)
【開館時間】12:00 – 18:00
【休館日等】月曜日、日曜日、祝日 *7/19(日)は開廊
【料金】無料
詳細:https://www.imuraart.com/exhibition/2026/06/post-26.html
会場
イムラアートギャラリー京都
ウェブサイト:https://www.imuraart.com
アクセス:〒606-8395 京都市左京区丸太町通川端東入東丸太町31
電話番号:075-761-7372
概要
この度、イムラアートギャラリーでは青山悟の個展「時間ミシン|Time Machine」を開催いたします。
青山は、高校時代に渡英し、ロンドンのゴールドスミスカレッジでテキスタイルアートを学びました。ジェンダースタディーを基礎とするこの学科にはミシン室があり、青山はそこで工業用ミシンによる制作を始めます。
2012年、セルビアのベオグラードで開催されたグループ展「Photo-Reference: Photographic Image in Contemporary Japanese Art Practices」にて、青山は佐藤雅晴、城田圭介と出会いました。写真というメディアを使いながら、異なるアプローチで制作をする日本人作家を集めたこの展覧会は、セルビア人のキュレーターJelena Stojkovićによる企画展であり、まだ内戦の爪痕の残る街で開催されました。
本展の出品作品には、佐藤が2010年にイムラアートギャラリーで開催した個展「バイバイカモン」のフライヤーを青山がミシン刺繍でトレースした作品、Jelena Stojkovićからの絵葉書の刺繍作品も含まれます。《バイバイカモン》は2012年のセルビアの展覧会でも出展され、それが青山にとって初めて観た佐藤作品でもあります。佐藤は2019年にこの世を去りましたが、青山は「今回の個展も佐藤君の個展も、数百年後の人からしたら誤差の範囲のできごとであり、同時代に開催された展覧会で、同じ時代に生きたということに変わりはない」と言います。
近年、青山は、この変化の激しい社会の中で「消えゆくものたち」を制作のテーマとしてきました。フライヤーをはじめとする紙媒体は、デジタルになりつつあり、紙幣や切符は、キャッシュレス決済にとって変わられています。これらの「消えゆくものたち」は、数百年後には本当に消えてなくなっているのかもしれません。逆に残るもの、残していくべきものもあるでしょう。「時間ミシン|Time Machine」と名付けられた本展は時間の不可逆性に向き合い、またそれに抗う姿勢を見せながら、労働の価値や人間性の変容について言及します。展示は数百年後の、とある展示室を想定したインスタレーションとなります。是非、遠い未来から見た「今」を想像しながら青山の最新作を楽しんでいただければと思います。
青山は本展を、同時開催となる美術館「えき」KYOTOでの個展「刺繍少年フォーエバー in Kyoto」の最終展示室と位置付けています。こちらもあわせてご高覧くださいませ。