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【協力事業】GA TALK 046「アジアにおいての制度批判」by デビッド・テ(キュレーター)開催のお知らせ

Post-performance immolation of Montien Boonma’s “Body Temple”, Third Chiang Mai Social Installation, 1995-96. Courtesy Uthit Atimana.

HAPSが協力するGLOBAL ART TALK 046が京都芸術大学で開催されます。

■概要

日時|2024年5月31日(金)18:30-20:00
会場|京都芸術大学 人間館3階 NA314 ※オンライン配信あり(オンライン配信は要申込)
定員|会場100名、オンライン500 名
料金|無料
司会|大坂紘一郎
通訳|辻井美穂
主催|京都芸術大学大学院

グローバル・アート・トーク046では、東南アジアの近現代美術を専門にキュレーションや研究をおこなっているデビッド・テさんをシンガポールよりお招きし、お話を伺います。

「『制度批判』は芸術ジャンルとして欧米で定義され、今ではより広範な現代美術の場面でますます引き合いにだされている。では、アジアにおいてその歴史はどのようなものだろう。もし、すでに確立されているように見えるこのジャンルに対峙するならば、オルタナティブな歴史を構築できるかもしれない。このトークではその、再定義の挑戦についてお話しする。アジアにおいて美術の制度や批評の必要性が増大するなかで、制度批判をいち地方の美術史以上のものにするために、こうした複雑な問題を検証する必要がある。」(デビッド・テ)

オンライン配信申込:https://bit.ly/GAT046_240531

■ゲストプロフィール

David Teh(デビッド テ)
シンガポール国立大学を拠点に、東南アジアの近現代美術を中心にキュレーター、リサーチャーとして活動。これまでに、「Unreal Asia」(第55回オーバーハウゼン国際短編映画祭 2009)、「Video Vortex #7」(ジョグジャカルタ 2011)、「TRANSMISSION」(ジムトンプソンアートセンター、バンコク 2014)、「Misfits: Pages from a Loose-leaf Modernity」(世界文化の家、ベルリン 2017)、「and Returns」(第12回光州ビエンナーレ 2018)など数々の展覧会を手がける。第17回イスタンブール・ビエンナーレ(2022)の共同キュレーターをウテ・メタ・バウアー、アマル・カンワルとともに務めた。Third Text、Afterall、ARTMargins、Artforumなどの美術ジャーナルにも寄稿している。2017年にはMIT Pressより『Thai Art: Currencies of the Contemporary』、2018年にはAfterall Booksよりデビッド・モリスとの共著として展覧会史シリーズ『Artist-to-Artist: Independent Art Festivals in Chiang Mai 1992-98』を刊行。

■GLOBAL ART TALKについて

現代アートを取り巻く環境は、この数十年で飛躍的に複雑化し、そのなかでアーティストとしてグローバルに活躍する道を模索することは容易ではありません。世界各地で同時多発的に生産される芸術の概況を把握することは、もはや不可能といって良いでしょう。とりわけ、経済成長と近代化の進む近隣アジア諸国では、新しい美術館の創設やアートフェア、国際展の隆盛など発表の機会も拡大し、世界からこの地域に向けられた注目も高まっていますが、すでにアートを取り巻くインスティテューションとしては整備を終えた感もある日本では、むしろ制度化の再考、アーティストの社会的役割、グローバルなネットワーク構築などが改めて問われているといえるでしょう。

 京都では、多くの芸術系大学から毎年新しいアーティストが輩出されていますが、日本の伝統文化の中心地でもある街から、このように複雑化した現代アートの世界と、今日、どのようなつながりを見出すことができるのでしょうか?京都芸術大学による「グローバル・アート・トーク」では、世界各地で活躍するアーティスト、キュレーター、コレクター、研究者、ギャラリストなどを招聘し、対話を積み重ねていくことで、世界を実感し、理解を深めていきたいと考えています。

京都芸術大学では、京都を拠点に現代アート界でグローバルな活躍をめざすアーティストの育成機関を将来に見据えています。

https://www.kyoto-art.ac.jp/graduate/master/art/global_seminar

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