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GA TALK 042 「主婦とその領分」by レオノール・アントゥネス(アーティスト)開催のお知らせ

Installation view at Aichi Triennale 2022 the homemaker and her domain, 2021/2022 Photo: ToLoLo studio

Installation view at Aichi Triennale 2022, “the homemaker and her domain”, 2021/2022
Photo: ToLoLo studio

HAPSが協力するGLOBAL ART TALK 042が京都芸術大学で開催されます。

■概要

【日時】2023年10月24日(火)18:30-20:00
【会場】京都芸術大学 人間館地下1階 映像ホール ※オンライン配信あり(要申込)
【定員】会場100名、オンライン500 名
【料金】無料
【司会】都留ドゥヴォー恵美里
【通訳】辻井美穂
【主催】京都芸術大学大学院

2021 年から2022 年にかけて、私はこの『主婦とその領分』と 同じタイトルを使った一連の展示を世界各地で行いました。 戦中・戦後の日本や、アメリカ、ヨーロッパの文脈を中心に 近代性、工芸品、過渡的な移住、見過ごされてきた女性の 慣習といったトピックに焦点を当て、また、その周辺の アイデアについても紹介したいと考えています。
-レオノール・アントゥネス(アーティスト)

オンライン配信申込:https://us06web.zoom.us/webinar/register/WN_RW6NLyViTW62zY98o0xVUg#/registration

■ゲストプロフィール

レオノール・アントゥネス(アーティスト)Leonor Antunes
1972 年リスボン(ポルトガル)生まれ。ベルリン(ドイツ)拠点。リスボン美術大学とカールスルーエの国立美術アカデミーで彫刻を学ぶ。レオノール・アントゥネスの作品は、20 世紀の建築、デザイン、アートの歴史と日用品が持つ機能を関連つけながら、モダニズムのフォルムが彫刻として表現する可能性を考察している。物質の中に埋め込まれてコード化された価値や目には見えないアイデアの流れを再解釈し、ロープ、木材、革、真鍮、絹、綿といった素材を統合しながら、抽象的な構造へと変化させていく。モダニズムの様式の復興を予見するようなそれらの美学的痕跡をひっそりと手繰り寄せ、振り返りによって前進する方法を再発見した彼女は、南米、メキシコ、ポルトガルなどの伝統的な職人技を取り入れながら、合理的なデザインの背後にある構成原理や、幾何学に還元することで現実を抽象化する プロセスを研究している。彼女が影響を受けたアート作品、オブジェ、建築物のほとんどに存在する格子模様は、真鍮の網、交錯して結び合わされた紐、革紐、 織機で手織りされた綿糸の帯など、素材を変えて彼女の作品に見て取ることができる。また彼女は社会的・政治的にラディカルでありながらも、アートや デザインを通じて日常生活の向上を願う女性アーティストやデザイナーたちの実践にインスピレーションを受けてきた。
これまで参加した主な展示に、国際芸術祭「あいち2022」(2022年)、光州ビエンナーレ(2018年)、第57回ヴェネチア・ビエンナーレ(イタリア 2017年)、 第12回シャルジャ・ビエンナーレ(アラブ首長国連邦 2015年)、第8回ベルリンビエンナーレ(2014年)、 第3回シンガポールビエンナーレ(シンガポール 2011年)。など。

■GLOBAL ART TALKについて

現代アートで京都と世界をつなぐ現代アートを取り巻く環境は、この数十年で飛躍的に 複雑化し、そのなかでアーティストとしてグローバルに 活躍する道を模索することは容易ではありません。 世界各地で同時多発的に生産される芸術の概況を 把握することは、もはや不可能といって良いでしょう。 とりわけ、経済成長と近代化の進む近隣アジア諸国では、 新しい美術館の創設やアートフェア、国際展の隆盛など 発表の機会も拡大し、世界からこの地域に向けられた 注目も高まっていますが、すでにアートを取り巻く インスティテューションとしては整備を終えた感もある 日本では、むしろ制度化の再考、アーティストの社会的役割、グローバルなネットワーク構築などが 改めて問われているといえるでしょう。 京都では、多くの芸術系大学から毎年新しいアーティストが輩出されていますが、日本の伝統文化の中心地でもある街から、 このように複雑化した現代アートの世界と、今日、どのようなつながりを見出すことが できるのでしょうか? 京都芸術大学によるグロー バ ル・アート・トーク」 では、世界各地で活躍する アーティスト、キュレーター、 コレクター、研究者、 ギャラリストなどを招聘し、 対話を積み重ねていくことで、 世界を実感し、理解を深めて いきたいと考えています。

https://www.kyoto-art.ac.jp/graduate/master/art/global_seminar/

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