開催情報
【作家】田中 真吾
【期間】2026年9月4日(金)- 9月27日(日)
【開館時間】会期中 金・土・日 12:00-18:00
【休館日等】月〜木(アポイントメント制)
【料金】無料
詳細:http://en-arts.com/portfolios/transient-strata/
会場
会場名:eN arts
webサイト:http://en-arts.com
アクセス:京都市東山区祇園町北側627円山公園内八坂神社北側
電話番号: 075-525-2355
概要
私たちは、物の構造をどのように認識しているのだろうか。陰影の濃淡から対象の厚みや奥行きを測り、質感から材質や硬さを推測する。脳は感覚器官が得た様々な情報から像を組み立て、認識を補正し続けている。では、それらの情報を取り除いたとき、残された対象から私たちは何を見いだすのだろうか。
今回新シリーズとして提示する《exposed fringe》は、燃焼させた紙を積層し、「露光過多」の状態で捉えた写真作品である。燃え残りの細部や陰影は眩い光の中に溶け去り、火によって生み出されたうねる縁(フリンジ)だけが画面に残される。奥行きを失った画面において、層をなす断片は一本の線として立ち現れる。その過渡的な線を境界として認識するとき、消失したはずの奥行きの向こうに新たな空間の深さが見いだされる。
私たちは線一本からでも想像を広げることができる。と同時に、捉えられる情報によって世界の捉え方は容易く移り変わっていく。
本展の作品群《exposed fringe》、《trans》、《transtructure》は、いずれも積層と焼失の往還の中で、揺れ動く知覚の働きを試行している。
田中真吾