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【協力イベント】小林 颯『舌湯 tong tang』

HAPSスタジオ使用アーティストの小林 颯が出演するイベントのお知らせです。

■概要

KYOTO EXPERIMENT 2026 Echoes Now 川口万喜プログラム 
小林 颯『舌湯 tong tang』[パフォーマンス]

日時|2026年10月21日(水)18:00〜★
   2026年10月22日(木)11:00〜/16:00〜★

★=ポスト・パフォーマンス・トークあり
21日(水)18:00〜 登壇者|川口万喜、堤拓也、和田ながら
22日(木)16:00〜 登壇者|小林 颯、倉知朋之介、泉宗良 / うさぎの喘ギ

会場|ロームシアター京都 ノースホール(京都市左京区岡崎最勝寺町13
上演時間|135分(予定)*3演目上演/途中転換休憩あり
料金|一般:¥3,500、ユース(25歳以下)・学生:¥3,000、高校生以下:¥1,000、ペア:¥6,500
   当日券:前売料金+¥500(高校生以下は同額)
言語|日本語・台湾語・中国語(日本語・英語字幕あり)
共演者|徐 秋成、楊 子暄
協力|一般社団法人HAPS、アーツサポート関西、公益財団法人 野村財団

https://kyoto-ex.jp/program/echoes-now-2026

ラジオ放送の先駆者で三極真空管の発明者であるリー・ド・フォレストはマス・ラジオを「見えない空気の帝国」と表現した。電気を帯びた空気の帝国は、たちまち世界に広がり、人々の意識を統合し、声を奪っていった。1920年代のことだった。
ところが戦後、帝国の力が及ばない電波が発生する。日本ではミニFM、台湾では地下ラジオだった。それは権力や資本主義と深く癒着したメディアを自分たちの手に取り戻す動きであり、とりわけ台湾では、個人が言葉を持っていることを示す行為であった。
かねてより、何者かになっていく過程で発せられる「移動する声」を追い求めていた小林 颯は、台湾の地下ラジオ運動に出会い、日本統治時代のラジオ放送を知り、ジェンダーの境界を越えていく同志文学へと行き着いた。この作品は、ファシズムの象徴から個人の連帯の支柱へと移り変わるラジオを用いて、ジェンダーや言語といった境界を越える移動者のアイデンティティの揺らぎを捉えようという実験である。

キュレーターコメント (川口万喜)
「あーあーあー 聞こえますか? 聞こえますか? あーあーあー」
人と話すことが怖いという小林は、装置を介して他者と会話する。繋がるかどうか不確かで不安定な電波を使い、目の前にいる他者や見えない他者と会話を試みる。時折、通じているかどうか確認しながらも、すぐに途切れてしまう微弱な電波を介して、声を発信し続ける。その声を言葉にしてスマホで送れば何文字だろうか。それでも小林は、電波を発する装置を手に、送信と受信を繰り返す。その集積の果てに何かがあるわけではなく、その集積の過程で、声と声が出会い、何かが混ざり合っていく状況を期待しているのだ。

■プロフィール

小林 颯(こばやし はやて)
1995年北海道生まれ。京都府拠点。東京藝術大学大学院映像研究科メディア映像専攻修了。2020年から24年までドイツ・ベルリンへ渡独。24年にベルリン芸術大学大学院アートアンドメディア科を修了。装置、映像、詩作、パフォーマンスを通じて、個人的な移動の新たな語りを再考している。ドイツで言葉がばらばらになった経験から、近作では、よそ者/移動者の言語感覚を主題に扱う。主な個展に「Appeartus #1」(千鳥文化ホール、大阪、2026)、「ポリパロール」(アートセンターBUG、東京、2024)など。

■Echoes Nowについて

©竹内敦子(XS)

次世代の注目キュレーターと
アーティストによる3作品を一堂に

Echoes Now」は、KYOTO EXPERIMENTが期待する次代のキュレーターとアーティストをショーケース形式で紹介するパフォーマンス・プログラム。活動分野において異なる背景を持つ3名のキュレーターによるプログラムでは、注目すべき実験的な表現を展開するアーティストとその作品を紹介する。

3年目となる今回は、ロームシアター京都 ノースホールで上演。ブラックボックスならではの空間が、キュレーターやアーティストの発想をさらに刺激し、新たな挑戦を促す。川口と堤は、昨年キュレーションしたアーティストと再タッグでさらなる試みを行う。和田は、新たなアーティストを迎えプログラムを展開する。

KYOTO EXPERIMENTについて

KYOTO EXPERIMENT 京都国際舞台芸術祭は、2010年より京都市内で開催している舞台芸術祭です。国内外の「EXPERIMENT (エクスペリメント)= 実験」的な舞台芸術を創造・発信し、芸術表現と社会を、新しい形の対話でつなぐことを目指しています。演劇、ダンス、音楽、美術などジャンルを横断した実験的表現が集まり、そこから生まれる創造、体験、思考を通じて、新たな可能性をひらいていきます。

フェスティバルが根ざす関西地域をアーティストの視点で探究し、未来の創造的な土壌を耕していくためのリサーチプログラム「Kansai Studies」、世界各地の実験的な舞台芸術を紹介する上演プログラム「Shows」、実験的表現とそれが生まれる背景や、いまを考えるトピックを扱うワークショップやトークが体験できるエクスチェンジプログラム「Super Knowledge for the Future [SKF]」の 3 つのプログラムでフェスティバルを実施します。

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