開催情報
【期間】2024年11月13日(水) ~ 11月18日(月)
【開館時間】10:00 ~ 19:00 (最終入場は閉場30分前)
※14日(木)、16日(土)は17:00閉場、18日(月)は16:00閉場
【料金】1,000円(税込) 高校生以下入場無料
【詳細】WEBサイト
会場
会場名:大丸ミュージアム〈京都〉[大丸京都店6階]
webサイト:https://www.daimaru.co.jp/kyoto/topics/art_information.html
アクセス:〒600-8511 京都市下京区四条通高倉西入立売西町79番地
電話番号:(075)211-8111
概要
人類は常に豊かさ、快適さ、美しさを求めるものであり、そこから多くの文化が生まれ、優れた文化は時代を越えて継承されてきました。そのひとつである”いけばな”は、日本人の持つ自然観や生命観を背景に発展を遂げ、学ぶ先に悟りの種を得るという自己実現をも果たすものとして、他の国に類を見ない花文化へ進化するに至りました。
手に持った一枝一葉を眺める中で、花木にはひとつとして同じものがないことを知り、露を含んだ一輪の蕾に未来を感じる瞬間、いけばながひとときの楽しみを供するものに留まらず、深遠な思想を有するものだと気づきます。
大阪・関西万博で「いのち輝く未来社会」が謳われる今こそ、池坊いけばなの根底にある生成発展する“いのち”の美しさと向き合い、“みらい”への希望を花に託して一瓶に表現します。あらゆる情報で溢れた現代において、真の心の豊かさを知る一助となることを願い、本展を開催いたします。
「旧七夕会」とは
平安時代以降、宮廷では七夕の日に様々な行事が催され、その一つとして花が立てられていました。江戸時代初期には、後水尾天皇がたびたび宮中で大立花会を開催し、当時の家元 三十二世池坊専好(二代目)が召され、立花の指導をしていました。その後、後水尾天皇から特別に池坊で七夕立花会を催す許しをいただき、江戸時代を通じて京洛の有名な年中行事になりました。現在もその伝統は受け継がれ、池坊最大最古のいけばな展として開催しています。