開催情報
【期間】2025年5月7日(水)– 8月3日(日)
【開館時間】10:00-18:00
【休館日等】月曜、火曜
【料金】無料
https://co-jin.jp/exhibition/5063
会場
会場名:アートスペース コージン
webサイト:https://co-jin.jp
アクセス:〒602-0853 京都市上京区河原町通荒神口上ル宮垣町83 レ・フレール 1階
電話番号&FAX: 050-1110-7655
概要
ロゴタイプやシンボルマーク、TV番組のタイトルロゴや商品のキャッチコピーなど。
人を惹きつけ印象を残すためにデザインされたキャッチーなそれらに、私たちは当たり前に触れながら生活をしています。それらは、さりげなく私たちを捕らえ、記憶の中に静かに根付きます。例えば、ロゴマークを見ただけで企業名が頭に浮かび、耳に残るキャッチフレーズをついつい口ずさむ。懐かしのTV番組のタイトルロゴを目にすれば、自然と当時の映像が頭の中に浮かんできます。
本展で紹介する富田晃生とM.O.は、それらにただ捕まるだけではなく、根付いた記憶をモチーフに、それぞれ独自の手法でアウトプットし続けてきました。
富田は、幼い頃にTVで見たロゴマークの記憶から、厚紙をコラージュしていき、透明なテープでぐるぐる巻きにコーティングした作品を作り続けています。そして、出来上がった作品は新旧問わず大量に保管されています。一方のM.O.は粘土で、その時々で気になっているキャッチフレーズなどを作業机の上に造形していくのですが、仕上がった作品をすぐさま粘土の塊に戻してしまいます。その為、M.O.の作品は1つも形を残しておらず、施設職員が撮影した記録だけが残っています。
そんな彼らそれぞれの豊かな営みもまた、私たちを惹きつけるキャッチーなものなのではないかと考えます。この展覧会をキャッチしてくださる方々への想いも込めて、名前をCatchy Catch(キャッチーキャッチ)としました。
プロフィール
富田晃生 / とみた・あきお
1989年生まれ・京都府在住
3歳の頃からテレビで見た企業のロゴに興味をもち、5歳になるとスケッチブックにロゴばかり描くようになった。14歳の頃には厚紙を切り貼りしコラージュ技法にて制作するようになり、20歳から天才アートKYOTOに通い、本格的に制作・発表を始める。作品数は現在に至るまでで1,000点以上にものぼる。
m.o. / えむ・おー
1979年生まれ・大阪府在住
2010年から通い始めたワークセンターとよなかにて、粘土に触れるようになり、テレビ番組のアイキャッチや雑誌で見たキャッチコピーなどを高い精度で再現するようになった。出来上がった作品は、彼の意思で残されることはないが、施設職員の撮影によりインスタグラムアカウント@m.o.clayartにて公開をされている。