東山 アーティスツ・プレイスメント・サービス(HAPS)

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イカロスを見てる人(見てるだけ)

開催情報

【作家】岩村拓哉、堀奏太郎
【期間】2023年11月3日(金)〜11月12日(日)
【開場時間】12:00-19:00
【休館日等】11月6日(月)
【料金】200円

会場

会場名:スタジオニューホープ
Webサイト:https://studionewhopekyoto.wixsite.com/———–studio-ne
アクセス:〒602-8317 京都府京都市上京区東柳町563
電話番号:070-4801-4803

なにかに対する羨望の眼差しは、私たちのアイデンティティを確立させる諸要素のひとつだ。モデルやムービースター、ヒーローやヒロインにあこがれるのは、どこかでそのようでありたいと思っている自分がいるからに他ならない。しかし、そういった対象と自分が切り分けられているのは自明なことのようにおもう。幼い時の夢にむかってひたむきではあり続けられない。
いっぽうで脱毛のコマーシャルムービーで提示されるような理想的な人物のイメージは世の中に溢れかえっている。アイドルのファッションが流行をつくり、鏡越しでセレブが肉体美を披露する。
あこがれのイメージとそれらから切り分けられた自身のギャップに日々さらされ続けている。イメージとわかっているからこそ、私がみているものを内面化することができないでいる。
イカロスは勇敢な空を飛ぶ人間であり、墜落する運命にある愚かな人間である。それをふまえたうえで、あらためてその姿を眺めてみる。

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