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【協力イベント】 澤田華 「ビューのビュー(陳列窓、散歩)」 

HAPSスタジオ使用アーティストの澤田華が個展を開催いたします。

■概要

澤田華 「ビューのビュー(陳列窓、散歩)」 
会期|2025年9月12日(金)~9月27日(土) 13:00~19:00 
会場|LAG(LIVE ART GALLERY) 東京都渋谷区神宮前2-4-11 Daiwa神宮前ビル1F 
定休日|日、月、祝日
協力|一般社団法人HAPS 

https://www.live-art-books.jp/lag/exhibition/hanasawada/

 このたびLAGでは、2025年9月12日(金)から9月27日(土)まで、澤田華による個展「ビューのビュー(陳列窓、散歩)」を開催いたします。 

京都を拠点に活動する澤田は、2016年に京都精華大学大学院芸術研究科博士前期課程を修了。VOCA展(上野の森美術館, 2025)や、豊田市美術館でのグループ展「吹けば風」(2023)、あいちトリエンナーレ(2019)などに出展し、近年高い評価を受けています。 

澤田は、映像や写真を中心に、日常に潜む違和感や些細な出来事を起点として制作を続けている作家です。雑誌や古い写真の隅に偶然写り込んだ「正体不明のもの」を追跡した《Gesture of Rally》、街で耳にした会話のメモを展開した《避雷針と顛末》など、検証のプロセスそのものを主題とした作品を発表してきました。また、映画『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』(1968)を室内外のさまざまな場所にプロジェクターで投影し、通常の映画上映の「外側」を意識させる《漂うビデオ》を制作するなど、一貫して私たちの知覚や解釈に揺さぶりをかける試みを展開しています。 

本展で展示される映像作品シリーズ《ビューのビュー》では、作家が日常的に撮影・保存してきた写真や動画、スクリーンショットやメモを素材に、それらをデバイス上で再生・操作する行為そのものが作品となります。普段私たちが意識することのない日々のデータの蓄積や閲覧の習慣が可視化され、見ることと記録すること、偶然と操作のあいだに生じるズレや不確かさが顕在化されます。 

日常の痕跡を手がかりとして、新たな視座を開きながら根源的な問いを示す澤田の実践をぜひご高覧ください。 (主催者)

■ プロフィール

澤田 華(さわだ はな)
1990年京都府生まれ。2016年京都精華大学大学院芸術研究科博士前期課程修了。現在京都在住。 
生活や制作の中で生じた些細な疑問や引っ掛かりを起点に、写真・映像をはじめとした様々な表現形態を用いて制作を行う。普段は何気なく受け入れてしまう行為や経験を、過剰にしたり分解したりすることで混乱を生じさせて、そこで起きていることを顕在化させようと試みている。 
近年の主な個展に、「ビューのビュールーム」(山山/2024年)、「避雷針と顛末」(Gallery PARC/2022年)、「夏のオープンラボ:澤田華 360°の迂回」(広島市現代美術館/2020年)、グループ展に「VOCA展2025」(上野の森美術館/2025年)「吹けば風」(豊田市美術館/2023年)、「見るは触れる 日本の新進作家 vol.19」(東京都写真美術館、2022年)、「第3回PATinKyoto 京都版画トリエンナーレ2022」(京都市京セラ美術館/2022年)、「あいちトリエンナーレ2019 情の時代 」(愛知芸術文化センター/2019年)など 

■関連イベント

トークイベント
登壇者|澤田華、きりとりめでる (美術批評/デジタル写真論) 
日時|9月12日(金) 18:00 – 19:30 (受付17:30-) 
会場|LAG(LIVE ART GALLERY) 
料金|¥500 (事前予約制。お申し込みはこちら

【ゲストプロフィール】
きりとりめでる(KIRITORIMEDERU)
1989年⽣まれ。デジタル写真論の視点を中心に企画、執筆を⾏なっている。2022年に43万人を動員した「T3 Photo Festival Tokyo 2022」のゲストキュレーターを務める。編著書に『インスタグラムと現代視覚⽂化論』(共編著、BNN新社、2018)がある。美術同人誌『パンのパン』を発⾏している。 

オープニングレセプション
日時|9月12日(金) 19:30 – 20:30
 

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