開催情報
【作家】中西 伶、入江 広基、サトウ リホミ、平野 啄也
【会期】2026年2月20日(金)~3月28日(土)
【時間】11:00~20:00 ※最終日のみ18:00閉場
【料金】無料
詳細:https://store.tsite.jp/kyoto/event/t-site/52815-1050020216.html
会場
会場名:京都蔦屋書店内 5F エキシビションスペース
webサイト:https://store.tsite.jp/kyoto/
アクセス:〒600-8002 京都府京都市下京区四条通寺町東⼊⼆丁⽬御旅町35 京都髙島屋S.C.
電話番号:075-606-4525(営業時間内)
概要
美術家・山口歴(やまぐち・めぐる)のスタジオGOLDWOOD ARTWORKSでアシスタントを経験してきたアーティスト4名の最新作を紹介するグループ展を開催します。
中西伶は最初のスタジオアシスタント経験者です。従来の美術の制作手法と最新技術との垣根を横断していく中西の表現は、代表作「flower of life」シリーズより見られますが、本展では、東京国立博物館とのコラボレーションワークを機に制作した狩野永徳《檜図屏風》を参照とした大型作品を展示します。金地の圧力と空白の緊張関係は、描画と印刷の違いが生む質感によって分解され、現代の画面構造として再構成されています。本展で中西は、絵画に加えジュエリーおよび陶芸作品も発表します。唐草模様を参照したジュエリーシリーズは、伝統的な植物文様が“絡む草”という語源をなぞるように、身体に触れる装身具として異彩を放ちます。陶芸作品は3Dプリンタによる製版で緻密に設計された図柄と、焼成という不可逆的な工程を併せ持っており、それは制御と不可制御が拮抗する中西の現在の制作態度を明確に示してもいます。
入江広基は、新シリーズ「Satori Blur」を発表します。幼い頃から繰り返し抱いてきた「手ぶれはなぜよくないものとされるのか」という問いを起点に、一般に当然とされる認識からこぼれ落ちるものへ独自の視点を向け、作品として結実させています。また本シリーズは、入江が試行錯誤を重ねた末に辿り着いた表現の起点でもあり、シリーズとしての一体的な世界観と、個々の作品が持つ見どころの双方を備えています。
サトウリホミは、17世紀の画家を着想源とする最新作を展示します。色彩バランス、構図、テクスチャといった要素が織りなす独自性は一目でサトウの作と分かる特徴であり、キャリアを重ねるなかでその研究をさらに深めてきました。本展では、大型作品から手のひらサイズまで幅広い新作が並びます。
平野啄也は、2025年のグループ展ではスタジオ運用で生じる廃材を構築的に扱った作品群を発表しましたが、本展では家具の形状をもつ作品を発表します。実際に家具として使用できる一方で、スタジオの工作実務を担ってきた平野が、ホームセンターで購入できる部材のみを用いて、家具として成り立つための仕組みを表現しています。
本展にあわせて、4名の近作を掲載した小冊子の刊行を予定しています。また会期中には、ポーラ美術館主任学芸員・内呂博之氏と作家によるアーティストトークを開催します。