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松村咲希個展「Viewpoint」

開催情報

【作家】松村咲希
【期間】2025年8月26日(火)~9月15日(月・祝)
【時間】10:00~20:00 ※最終日のみ17:00閉場
【料金】無料

詳細:https://store.tsite.jp/kyoto/event/t-site/48917-1702270730.html

会場

会場名:京都 蔦屋書店 6F アートウォール
webサイト:https://store.tsite.jp/kyoto/
アクセス:〒600-8002 京都府京都市下京区四条通寺町東⼊⼆丁⽬御旅町35 京都髙島屋S.C.
電話番号:075-606-4525(営業時間内) 

概要

松村咲希の個展「Viewpoint」を、6F アートウォールにて2025年8月26日(火)~9月15日(月・祝)の期間に開催します。

松村咲希は、スプレーワークやシルクスクリーンを用いたシャープで鮮やかな色面と、絵具の重なりによる凹凸を組み合わせた躍動感溢れる作品を手掛けています。彼女は絵画を通じて、私たちを取り巻く世界との関係を探求し、特に近年は「風景」に焦点を当てた作品を制作しています。本展では、故郷である長野県野沢温泉村の歴史や文化、学生時代を過ごした京都からインスピレーションを受けた3つのシリーズ、約10点の作品を展示します。それらの作品は、別の視点で捉えた複数のイメージを画面の中で組み合わせることで、移り変わる社会や風景、交じり合う文化に対する見方の再考を促します。

「Mountain」シリーズは、1910年頃にスキー技術の伝来とともに開発された故郷の山と、近い時代に描かれたセザンヌの「サント・ヴィクトワール山」のイメージ、さらに当時多角的な視点で絵画を描いたセザンヌの姿と、現在の自身の姿を重ねています。このシリーズは、風景画を通じて変化の中にあるものを見つめ直す第一歩として制作されました。
「Garden」シリーズは、西洋的な大型の抽象絵画を学んだ一方、京都の庭文化に影響を受けた盆栽や庭園、ミニチュア玩具などの小さなものにイメージを見出した小作品群で、想像を楽しむ東洋的な視点で描いています。
「Moon Phases」シリーズは、月面の地形を思わせる小さなジオラマのような作品群で、アート作品の売買と土地の売買とを重ね合わせたコンセプトも内包しています。

アーティストステートメント

私は、世界を感じる認識や感覚、その不可思議さを絵画に向けて制作しています。
近年は、特に「風景」というテーマを通して、自分の原風景から、現在の社会や環境とのつながりを意識するようになりました。出身地である長野県野沢温泉村の自然や風土、身体的な記憶が作品の色彩や絵画空間、質感に深く影響を与えています。
そうした身体的な記憶は作品の中で、目の前の風景、俯瞰、惑星の観測写真の利用、質感など、多様な情報を重ね合わせるような構成、盛り上げや、シルクスクリーン、スプレーワークなど複数の技法を重ね多様な空間や視点を描き出し、風景に対する私なりの「まなざし」を探っています。
絵画を通して、変わりゆく風土や社会のなかで、私たちを取り巻く世界との関係やあり方を探りたいと考えています。

松村咲希

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