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Keeenue「Our Weight, Wait Hour」

開催情報

【作家】Keeenue 
【期間】2024年11月9日(土)~12月2日(月)
【開館時間】10:00~20:00 ※最終日のみ18:00閉場
【料金】無料

https://store.tsite.jp/kyoto/event/t-site/43459-1616091022.html

会場

会場名:京都 蔦屋書店 5F エキシビションスペース
webサイト:https://store.tsite.jp/kyoto/
アクセス:〒600-8002 京都府京都市下京区四条通寺町東⼊⼆丁⽬御旅町35 京都髙島屋S.C.
電話番号:075-606-4525(営業時間内) 

概要

Keeenue(キーニュ)は、縦横無尽に伸びた手足と鮮やかな色彩で、複数のレイヤーを重ねながら具象と抽象を融合したような独創的な世界観を作り出しています。表現方法は、壁画、ペインティング、立体作品など多岐にわたり国内外で精力的に活動しています。
本展「Our Weight, Wait Hour」では、さまざまな選択の岐路に立つ世代と重なるアーティスト自身が、同世代の女性たちの姿を描きながら、人生の変化の節目で生じる選択の重さ、選択に至るまでの思い、その決断が彼女たちにもたらす美しさを表現しています。会場では、新作キャンバス作品にくわえて、作家が初めて手掛けた立体感ある印刷を施したエディション版画作品を展示します。

アーティストステイトメント

「Our Weight, Wait Hour」
今よりも多かったはずなのに妊婦の絵画はなかなか見ないな、と美術史を覗いてみると、視覚的にタブーとされていた過去があった。一転して堂々と祝福される現代では、命を宿す体にも自由が広がった。
「いつかは」とか言っていた私も知らない間に30代になっている。具体的な時間軸と医学の進歩。ひしひしと感じる圧や漠然とした不安。そんな選択の手前にいる私が描いた、選択の手前の女性たち。
世間が言う”クォーターライフクライシス”に一括りにされればそれまでだけど、グラデーションのような分岐点が目前にある。ゴールを定めずキャンバス上でレイヤーを重ねていく今回の制作過程はまさに選択の積み重ねとも言える。作品では「これが現時点での正解だ」とすんなり割り切れるのはなぜだろう。
喜びの表現は目にする一方、多様な選択に至るまでの思いや、複雑な背景が表に出ることは多くない。そんな不透明なストーリーを見つめ、具象と抽象の間を行き来しながら、個々の決断の重さと美しさを描く。
Keeenue

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