HAPSが「文化芸術による共生社会実現に向けた基盤づくり事業 モデル事業」の一環として制作協力する「東九条 空の下写真展 2023」の開催をお知らせします。
概要
開催日|2023年11月3日(金)・12日(日)・18日(土)・19日(日)
場所|東九条各所
まちの生活の息づかいを、まちゆく人々と感じられる、そんな空の下でのオープンな写真展を開催いたします。
このまちの生活とともにあった学校、団地、川をめぐる時間を超えた写真の旅
現地での対話と交流が旅を彩ります。
昨年、 いくつもの大きな整備事業を控える須原通りの空き地フェンスを使って「東九条 空の下写真展」を企画しました。 地域で生きる人や団体に呼びかけ、 昔の写真や今の写真、 まちの風景やそこに生きる人たちの400点以上の写真が並ぶ、 開かれた空間を出現させました。 まちの人たちが積み重ねてきた記憶や記録の一部が共有され、 地域で紡がれる新たな物語への扉が開かれたような気がします。
今年はツアー、 トーク、 屋外展示など様々な形で、 さらなる物語を紡ぐ機会をつくります。 11月18日・19日の屋外展示では、 生活とともにあった学校・団地跡・川の前のフェンスに写真を展示します。 変わりゆくまちの中でたくさんの人が暮らし、 たくさんの言葉が交わされ、 笑ったり泣いたり励まし合って生きてきました。 そのことを、 よそ行きではなく普段着のまま、 行き交う人たちと広く高い空の下で分かち合いたいと思います。写真を通じて、 互いの存在を尊重しあいながら過去・現在・未来をつなげ、 一人ひとりが考える場となることを楽しみにしています。
まちの姿が変わっても、 見える景色が変わっても、 私は今日も生きていて、 あなた(あの人)はここに生きていた。 ぜひその間に身を置いて、 歩き、 今のこの土地をめぐってみてください。
主催・企画|東九条 空の下写真展実行委員会
制作協力|一般社団法人HAPS(京都市 文化芸術による共生社会実現に向けた基盤づくり事業 モデル事業)
協力|カトリック希望の家こども園/希望の家(京都市地域・多文化交流ネットワークサロン)/京都コリアン生活センターエルファ/京都市立芸術大学/故郷の家・京都/山王学区自治連合会/THEATRE E9 KYOTO/東九条耕す計画「ただいも」/特定非営利活動法人東九条地域活性化センター/日本自立生活センター(JCIL)/ノランナラン/東九条マダン/東九条まちづくりサポートセンター(まめもやし)/民衆文化牌ハンマダン
助成|京都市「 Arts Aid KYOTO」 補助事業
チラシデザイン|永戸栄大+東九条 空の下写真展実行委員会
チラシ写真(左上・下)|成田舞
問い合わせ先|東九条 空の下写真展実行委員会事務局
メール:solashitap.e9@gmail.com
ウェブサイト:https://www.facebook.com/solashita.photo
※詳細・最新情報はこちらのウェブサイトをご覧ください。
展示写真の撮影は禁止です。
※生活空間で開催する写真展です。周辺の建物や暮らしている方々を許可なく撮影したり、建物の敷地内に立ち入ったりしないでください。プライバシー保護にご協力ください。
※屋外展示場所付近は通行車両にご注意ください。
展示について
11月3日(金・休):第31回 東九条マダン会場内展示
時間|11:00~15:00 ※雨天時は5日へ延期
場所|元・山王小学校(京都市南区東九条東山王町27)
地域のおまつり「東九条マダン」と同時開催いたします!
東九条マダン(ひろば)は、1993年に多くの在日韓国・朝鮮人と日本人が共に暮らすまち、京都市南区東九条で地域のまつりとなることを目指して始まりました。様々な立場、ルーツ、心身の状態、そしていろんな思いを持つ人々が、違いを受け入れながら、ありのままの自分を表現し、新しい自分を見つけていく場。今回、東九条マダンと同じ時間、同じ場所で、私たちが大切に思う東九条の様々なまちの表情や、写真展への思いを展示していきます。
11月18日(土)-19日(日)東九条 空の下写真展2023 屋外展示
時間|10:00~16:00(予定)
場所|元・山王小学校北側、北河原市営住宅跡地南側(京都市南区東九条北河原町1)、故郷の家・京都 東側高瀬川沿い(京都市南区東九条南松ノ木町47 東側)
昨年開催した屋外写真展を、今年は空の下でさまざまな人が集い、交流する場として2日間開催します。会期中はトーク、ツアー、高瀬川清掃などさまざまなイベントを開催予定です。詳細は変更の可能性があるため、公式ウェブサイトで最新情報をご確認ください。
写真設営/撤去|11月18日(土)・19日(日)8:00~10:00頃/16:00~17:00頃(予定)
集合場所|北河原公園[通称三角公園](京都市南区東九条北河原町)
設営・撤去作業で必要なもの:ハサミ・水分補給用の飲み物
写真展開催期間中も写真を募集します!
懐かしい昔の写真や、現在のまちの写真、地域の様子がわかるお気に入りの写真など、お家にある東九条の写真をお持ちよりください。
写真募集ブース
日時|11月12日(日)14:00~16:00 ※雨天決行
場所|東九条マダンセンター前(京都市南区東九条南河原町3)
※その場で実行委員会事務局が画像をコピーし、写真原本は持ち主の方へ返却いたします。
※屋外でたくさんの人が見る写真展です。必ず写真に写っている人に許可をとってからお持ちください。
※データの場合は、問い合わせ先までメールで送付をお願いします。
写真展ツアー
東九条はいま、変化の只中にあります。そして、人がぶつかり合って、議論を重ねて、新たなものを取り入れて変化させてきたパワーあるまちでもあります。秋の空の下、いましかないまちの風景に目を向けながら、東九条 空の下写真展に関わる多様な背景を持つ人々とともに、展示会場やその周辺を歩きませんか。変化すること、しないこと、受け継ぎたいこと、作り出したいこと。来る人、とどまる人、出ていく人、心を寄せ続ける人。写真を入り口に、変化し続けるこの場所でつないできた歴史、生み出されてきた新しい形、想いについて、それぞれの経験や視点からお話します。
第1回 11月12日(日)10:00~12:00「変化の只中を歩く〜(鴨川上ル)」
ツアーコンダクター:中村景月(北海道科学大学 工学部 建築学科 助教)ほか
第2回 11月18日(土)10:00~12:00「~変化とともに歩き続ける人たち(鴨川下ル)」
ツアーコンダクター:叶信治(カトリック希望の家こども園 園長)ほか
集合・解散場所|京都市 地域・多文化交流ネットワークセンター(京都市南区東九条東岩本町31)
参加費|1000円
事前申込制(第2回のみ、11月17日(金)10:00まで若干名の申し込みを受け付けます。先着順で定員に達し次第締め切ります)
お申込|https://docs.google.com/forms/d/1eFUz_b0oRKO_XKiVJK-w4OYPhdkS1UgCmnqvXgEYDsA/
※11月18日は手話通訳・英訳が可能です。必要な方は申込の際にお知らせください。
※1.2ともに車いす使用者がチェック済みのルートです。
※その他サポートが必要な方はご相談ください。
屋外展示関連イベント
トークイベント 「写真の限界と可能性 想像と創造性」
写真が表す「その時を生きる」一瞬の一コマ。第一部では、その一コマ一コマを振り返り、人とともに生きてきた地域の姿を見ていきます。第二部は、その一瞬の尊さを、生活空間である地域の空の下で展示することへの思い、限界、そこから見える希望と現実について、様々な立場で関わる多様な写真展メンバーが語ります。
日時|11月18日(土)16:00~19:00
16:00~17:00 写真から広がる世界 ―写真展の写真紹介―
17:00~19:00 クロストーク
場所|故郷の家・京都 雲史ホール(京都市南区東九条南松ノ木町47)
料金|無料
定員|25名 事前申込制(先着順)
お申込|https://docs.google.com/forms/d/1anahJ1DaTfLHlbexYkgGt3pzOXxMZsLP5PG1CVALzmU/
司会進行|高橋慎一(EAST NINE ZINE CIRCLE、ユニオンぼちぼち)、石井絢子(一般社団法人HAPS アートコーディネーター)
登壇者(50音順)|
小川伸彦(奈良女子大学 文学部 人文社会学科 教授)、 叶信治(カトリック希望の家こども園 園長)、金光敏(東九条マダン事務局長)、 さとう大(NPO法人 京都コリアン生活センターエルファ )、佐藤知久(京都市立芸術大学 芸術資源研究センター教授)、 下林慶史(日本自立生活センター事務局長)、中谷正人(東九条耕す計画「ただいも」)、中村景月(北海道科学大学 工学部 建築学科 助教)、村木美都子(NPO法人 東九条まちづくりサポートセンター<まめもやし>)、山田大地(東九条まちづくり連絡会)、やんそる(Books × Coffee Sol./Taroハウス、東九条マダン、東九条アーカイブ+)ほか
※トーク中に情報保障が必要な方、事前に会場のバリアフリー情報等、把握が必要な方は申込時にご相談ください。
高瀬川清掃
2021年春、いよいよはじまる地域整備事業を前に、様々な人とこの地域の「今」を紡ぎたいと始めた高瀬川清掃。月に一度継続しています。形を変えながら流れ続ける川(生態系)に触れます。
日時|11月19日(日)13:00~14:00
場所|北河原公園[通称三角公園](京都市南区東九条北河原町)
※川清掃は1時間程度です。川の中に入るため、参加する方は長靴をお持ちください。
東九条 空の下写真展実行委員会とは
京都市南区東九条地域で、道ゆく誰もが見ることができる屋外写真展を開催したいと集まった、東九条地域
で暮らす・働く・動く・学ぶ有志による団体。2022年4〜5月にかけて、須原通り沿いの空き地フェンスで「
東九条 空の下写真展」を実施し、2022年8月〜11月にかけて、希望の家児童館・写真家の金サジとともに「
なりたい自分になる!てんらんかい」を実施。これからも写真を入り口に、人々の記憶や歴史、育まれてき
た文化を継承しながら、新しい表現活動の創造とその可能性を探ります。