開催情報
【期間】 2025年11月1日(土)~ 2025年12月25日(木)
【開館時間】9:30~16:30(入場は16:00まで)
【休館日等】日曜日、祝日の翌日
【料金】大人 400(350)円/中学生・高校生 300(250)円/小学生 200(150)円
※( )内は 20 名以上の団体料金
https://rwp-museum.jp/special/20251003_01/
会場
会場名:立命館大学国際平和ミュージアム 1階中野記念ホール
webサイト:https://rwp-museum.jp
アクセス:〒603-8577 京都市北区等持院北町56-1
電話番号:075-465-8151
概要
―今、人類の良心に問う
「ラッセル法廷」、「反戦野外パネル展」、平和をつくる表現者たち
1960年代後半から70年代にかけて、世界史上未曾有の反戦運動が世界規模で展開されました。ベトナム戦争におけるアメリカの軍事介入への民族的抵抗に共感した人々の行動が、戦争を終わらせる大きなうねりとなりました。また国境を越えて連帯した人々はベトナム反戦運動を越えて、様々な社会課題へと目を向けていくようになります。なぜ、人々はそれほどまでに共鳴することができたのでしょうか。そして私たちは、今、暴力の連鎖をとめるために何ができるのでしょうか。
本展覧会では、平和のために行動した表現者たちの足跡をたどります。なかでも、アメリカの戦争犯罪を裁く市民法廷「ラッセル法廷」(※)に呼応して、ベトナム戦争犯罪調査の中心を担った陸井三郎、日本で「ベトナムの子どもを支援する会」を結成した絵本作家、画家たちによる「反戦野外展」を中心にとりあげます。一方、ベトナム戦争は一人一人にどのように迫り、どう記憶されているのでしょう。戦争のその後を、ベトナム人現代アート作家たちの視点から見つめ直します。
戦後80年、ベトナム戦争終結50年の今年、かつて連合国が裁いた第二次世界大戦におけるドイツと日本の戦争犯罪、市民社会によって裁かれたベトナム戦争という広い歴史的文脈のなかで、平和を希求した表現者たちの遺産、未完の課題を考え、明日の平和創造への一歩を探ります。
※ラッセル法廷:イギリスの哲学者バートランド・ラッセルが提唱し、ベトナムにおけるアメリカの戦争行為を戦争犯罪として告発することを目的として展開された、市民の手による市民法廷。ラッセルが再三にわたって“人類の良心”に問いかけ実現した。1967年に5月および11月下旬~12月初頭の2回開催。陸井三郎は日本の中心的メンバーとして、ベトナム戦争犯罪調査に約7年にわたってベトナムと欧米、日本の運動を結びつける稀有な存在として貢献した。