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岩橋優花 光の根

開催情報

【作家】岩橋優花
【期間】2025年4月11日(金)- 5月18日(日)
【開館時間】13:00-19:00(水・木・金・土・日)
【休廊】月・火
【料金】無料

https://purple-purple.com/exhibition/to-the-light-of-my-roots/

会場

会場名:PURPLE 
Webサイト:https://purple-purple.com
アクセス:〒604-8261 京都市中京区式阿弥町122-1 式阿弥町ビル 3階
電話番号:075-754-8574

概要

この度、PURPLEでは、写真家・岩橋優花の初の個展「光の根」を開催いたします。

映画学科を経て、大学院では主に写真を媒体とする作品を制作していた岩橋。

コロナ禍で外出や人との対面が困難だった時、これまでに撮影した身近な人たちの像を、自室でプロジェクターを用いて投影してみたことが、独自のポートレイトシリーズの始まりとなりました。

空間に浮かび上がる像の一部をモノクロフィルムで再撮影し、さらに植物の根を取り入れたフォトグラムを用いて印画紙にプリントする

ーー像を何度も手繰り寄せるような過程のなかで、眼差すことと記憶との接点を探り、その揺らぎを焼き付ける試みでした。

このシリーズは、「Dior Photography and Visual Arts Award 2022」 (PARC DES ATELIERS/フランス,アルル、2022年) に選出されております。

岩橋は一方で、家族とその土地を継続して撮影してきました。

庭の緑を背に座る祖父、視線を静かに下ろす父の横顔。樹間を横切る蜘蛛の糸、不思議な跡を留める庭土。

出来事や物語を離れ、身近なものたちのなかにある秘められた連関や時間の堆積に触れ、その奥へと指し示す写真群。

さまざまな折に写し留められてきたそれらは、ポートレイトシリーズと合わさり、「光の根」として新たに構成されました。

見ることの根は地中を静かに伸びてゆき、目に見えないものに触れ、ある淵源へと這い進みます。

こちらに眼差しを投げかけるひと。目を瞑るひと。浮かび上がるものと暗がりに沈むもの。

岩橋優花の作家としての基点を宿す本作を、写真と眼差しを交わしながらご覧いただけることを願っております。

なお、本作は、AKAAKA BIRD vol.1として、写真集のかたちでも発表されます(4月16日より会場にて先行発売)。

AKAAKA BIRDは、始発点や転換点となる作品をその時機に呼応して刊行するもので、鳥が飛び立つように、身軽な形ながら遠くまで届くことをイメージしております。併せてご覧いただければ幸いです。

岩橋優花|Iwahashi Yuka

1997年、和歌山県生まれ。京都芸術大学大学院 芸術研究科 映像メディア専攻 修士課程 修了。

主な展覧会として、「  in Cm | ゴースト、迷宮、そして多元宇宙 KUA ANNUAL 2022」(東京都美術館、2022年)、「Dior Photography and Visual Arts Award 2022」 (PARC DES ATELIERS/フランス,アルル、2022年) 、 「Kyoto Art for Tomorrow 2023 ―京都府新鋭選抜展―] (京都文化博物館/京都、2023年)、「2024 남구청년예술제 『New Horizons』(Daedeok Culture Center/韓国,大邱、2024年)。

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