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「もぞもぞする現場 4 芸術と障害にかかわるひとたちの、アセンブリー」開催のお知らせ

「もぞもぞする現場」は芸術と障害について、障害者・アーティストをふくむ私たち自身が、「そもそも」のところから考え話す場所として、3 年前にスタートしました。昨年は、これまでのMeet up で生まれた様々な鑑賞方法のアイデアを、参加者同士で実際の展覧会場にて試みました。今年も参加者の皆さんともぞもぞ対話を続けながら、障害のある人を含む様々な鑑賞者にひらいていくための実践を続けます。

「もぞもぞ」…ミミズが土中で活動しながらその土壌を醸している様子。または、“障害”と“芸術”の両領域間を行き来しながら活動する人たちが何かモヤモヤする気持ちを抱えていて、居心地のよい姿勢を探っているような動作。

昨年度までの活動 ☞ https://haps-bunka.space/mirai_2024/

メッセージ】
未来の美術館の姿を手繰り寄せたい! その実践的な試みを行います。発端は「美術館は誰のものなのか」という問いです。美術館関係者? 行政? アーティスト? 美術ファン? いや、美術館にはもっと可能性があるはず。
今の美術館は、例えば、障害のある人、日本語を母語としない人、閉じこもりがちな人たちは来にくい場所です。それを解消するためにアクセシビリティ(行きやすさ)を改善する試みが広がっていますが、「もぞもぞする現場」では、それのみならず、美術館での「鑑賞」や「ふるまいかた」を変化させ、拡張したいと考えています。例えば、寝転がって作品を見ると、全く違った印象をもちます。そんなことできっこないと考えず、今冬に奥村一郎さんのキュレーションで開催する「もぞもぞする展覧会(タイトル未定)」で、具体的に様々な試みに挑戦したいと思います。
そのために、障害のある人を含め、いろいろな属性のある人たちと協働で ミーティングを重ね、美術館の可能性を追究します。そんな美術館は、従来の美術ファンにとっても新たな発見と楽しみの場所となるでしょう。市民である参加者の側から美術館に大胆な提案をする、それがこのプロジェクトの主旨です。

もぞもぞする現場4 芸術と障害にかかわるひとたちの、アセンブリー

「美術館」と「障がい」の再検討と実践の共有事業
(文化庁委託事業「令和7年度 障害者等による文化芸術活動推進事業」)

期間|2025年8月―2025年2月
会場|京都市立芸術大学、アトリエみつしま Sawa-Tadori
料金|無料
主催|文化庁、一般社団法人HAPS
共催|京都市立芸術大学
制作|一般社団法人HAPS
協力|京都市

言い出しっぺ
佐藤知久(言葉を見つける人)、小山田徹(綾なす人)、今村遼佑(想う人)、阪本結(手を伸ばす人)、舩戸彩子(探る人 ※お休み中)、中川真(耕す人)、内山幸子(醸す人)

もぞもぞする現場4 スケジュール

Meeting ①  【Aのみ募集】これまでの活動をふりかえりつつ、 2025年度の目標を共有する

日時|2025年8月30日(土) 13:30-16:30
場所|京都市立芸術大学 カフェ・コモンズ(C棟3階)
ゲスト|奥村一郎さん(和歌山県立近代美術館学芸員)

Meeting ② 【Aのみ募集】昨年度に実践した様々な鑑賞方法を、 いろんな人にとって面白いプログラムにする

日時|2025年10月5日(日) 14:00-16:00
場所|京都市立芸術大学 カフェ・コモンズ(C棟3階)

Meeting ③ 【Aのみ募集】具体例をイメージしながら、 いろんな人にとっての美術館の過ごし方を考える

日時|2025年11月15日(土) 14:00-16:00
場所|アトリエみつしま Sawa-Tadori

Meeting ④ 【A・B募集】「もぞもぞする展覧会(タイトル未定)」の展覧会場で、 実際になにをどうするかをつめていく

日時|2025年12月20日(土) 13:30-16:30
場所|アトリエみつしま Sawa-Tadori

Meeting ⑤ 【 A・B募集】Meeting①~④で考えたアイデアを、「もぞもぞする展覧会(タイトル未定)」の展覧会場で、実際にやってみる

日時|2026年1月上旬~中旬予定(実施内容や参加者同士の調整によって決まります)
場所|アトリエみつしま Sawa-Tadori

Meeting ⑥ 【A・B募集】ふりかえりと、次年度に向けての話し合い

日時|2026年2月7日(土) 14:00-16:00
場所|京都市立芸術大学 カフェ・コモンズ(C棟3階)

募集概要

全6回の集まりを通して、「もぞもぞする展覧会(タイトル未定/2026年1月に開催予定)」の会場内で、参加者が主体となって企画・実施するプログラムについて、アイデアを出し合い、実践し、ふりかえりまでを行います。
展覧会の内容自体はキュレーターが準備しますが、「つくる(研究する)チーム」のみなさんには、この展覧会を訪れる、障害のある人を含めた「いろんな人たち」を思い浮かべながら、「この展覧会をどんなふうに楽しめるか」「どんな過ごし方ができるとよいか」といったアイデアをかたちにしていただきます。
また、このプログラムを体験し、「つくる(研究する)チーム」と意見交換していただける「プログラム体験モニター」としての参加者も募集します。

「もぞもぞする現場」の対話で大切にすること
○  誰もがもっている「共有できること」を、大切にする。
○  肯定的な関心にもとづいて、「きく」ことの創造性を大切にする。


参加方法
次の2つの参加方法からお選びください。
ご参加にあたって、スタッフのサポートが必要な方は申込フォームの備考欄にてお知らせください。できる限りの対応をさせていただきます。

A. つくる(研究する)チーム
Meeting①~⑥を通じて、「もぞもぞする展覧会(タイトル未定)」 の展覧会場で実施するプログラムをつくる(研究する)チームです。

参加条件|
●Meeting①~⑥に4回以上参加できること。
● 「もぞもぞする展覧会(タイトル未定)」の 展覧会場で実施するプログラムを実現するために、具体的に動く意志があること。 
申込締切|2025年8月29日(金)※先着順。定員に達し次第、締め切ります。
定員|15名程度
申込ページ|https://mozomozo4tsukuru.peatix.com ※2025年8月2日(土)9:00より申込開始

B. プログラム体験モニター
つくる(研究する)チームが つくるプログラムの 体験モニターとなっていただきます。

参加条件|
●Meeting④または⑤に参加した上で⑥に参加できること(Meeting⑤の日程は10月上旬頃にお知らせ予定です)。
●Meeting⑥のみの参加はできません。 
申込締切|2025年10月31日(金)※先着順。定員に達し次第、締め切ります。 
定員|5名程度
申込ページ|https://mozomozo4mn.peatix.com ※2025年8月2日(土)9:00より申込開始


■ゲストプロフィール

奥村一郎(おくむら・いちろう
和歌山県立近代美術館学芸員。アメリカへの移民と美術、近代日本の写真、サウンド・アートなど様々な領域での企画・展示や、「なつやすみの美術館」シリーズなどの教育普及活動に携わる。近年担当した主な 展覧会は、「トランスボーダー 和歌山とアメリカをめぐる移民と美術」(2023)、「なつやすみの美術館12 妻木良三 はじまりの風景」(2022)、「ミティラー美術館コレクション展 インド・コスモロジーアートの世界」(2022)、「島村逢紅と日本の近代写真」(2021)、「特集展示 鈴木昭男 音と場の探究」(2018)など。「もぞもぞする 現場4」で展覧会*のキュレーションを担当する。

■もぞもぞする展覧会(タイトル未定)について

「もぞもぞする現場4」の一環として、和歌山県立近代美術館の奥村一郎さんをゲストキュレーターに招へいし、障害のある人と作品をめぐる展覧会を開催します。展覧会の詳細は、後日ウェブサイト上で公開します。

会期:2026年1月上旬~中旬予定
会場:アトリエみつしま Sawa-Tador

問い合わせ先

一般社団法人HAPS
Eメール: mozomozo@hapskyoto.xsrv.jp
Tel: 075-525-7525
(受付時間:火~土曜11:00–17:00/イベント等の都合により変更する場合があります)

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