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アキ ルミ個展「トレース・パニック」

開催情報

【作家】アキ ルミ
【期間】2024年5月18日(土) – 2024年6月16日(日)
【時間】12:00-18:00
【料金】無料
【休館日等】月・火・祝日
【レセプション】2024年5月18日(土) 12:00- 18:00

会場

会場名:MORI YU GALLERY KYOTO
webサイト:http://www.moriyu-gallery.com/index.html?l=jp
アクセス:〒606-8357 京都府京都市左京区聖護院蓮華蔵町4-19
電話番号:075-950-5230

概要

モリユウギャラリーは5月18日(土) – 6月16日(日)まで、アキ・ルミ個展「トレース・パニック trace panic」を開催いたします。

Aki LUMI:東京生まれ、1993年よりパリ在住。
人工物。人は何を作り、知見を得、世界を創り上げ獲得してきたのか。彼はこの問いと反省に基づいて、写真、デッサン、タブロー、コラージュ、コンピュータによる計算によって制作してきました。作品制作の道具は絵筆、ペン、定規、コンパス、ハサミ、銀塩写真プロセス、電卓、コンピュータ。古代の石画に描かれた世界創造の神、人頭蛇身の伏羲と女媧の手には定規とコンパスが握られています。展示作品『Fract-graph』のタブローの主体は建築物であり、そこに様々な道具によって人の世界認識がレイヤーとして幾重にも重ねられていきます。白い画布にコラージュされたクラフト紙、鉛筆デッサン、建築パース、そして黄金の滝。さらに重ねられるのは細いペンによって引かれた直線と幾何学図形。

今回は新しいドローイングのシリーズも展示されます。それらの中心には建築に代わり畏れの念から生まれた石像たちが震えるような赤い線で描かれ、画面の奥より浮かび上がってきます。
作家は言います「高層ビルもゴジラも親は一緒。同じ半導体から生まれた」。
限られた手段とシステムで世界を見る人間。無限に絡み合う世界をトレースできるのか。そのような問いを発する機会を提供します。

写真作品『The Garden』シリーズは数百枚の写真を組み合わせて作り上げられたフェイク・フォトです。世界各地の森や公園から集められた植物の写真が縮尺を無視して建築写真の上に高密度に貼り込まれていきます。基材となる建築物は宗教建築の内部。ハサミと糊とコンピュータを往復して造られたパラダイスが銀塩写真として出現します。

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