開催情報
【期間】2026年1月17日(土)~ 1月25日(日)
【開館時間】木・金・土・日曜 14:00 ~ 19:00
【休館日等】その他の日:予約制
【料金】無料
詳細:https://monadecontemporary.art-phil.com/?p=1442
会場
会場名:monade contemporary | 単子現代
webサイト:https://monadecontemporary.art-phil.com
アクセス:〒605-0829 京都府京都市東山区月見町10-2 八坂ビル地下1階 奥左入ル 2号室
概要
monade contemporary | 単子現代では、尾角典子/Ebe Okeによる展覧会「キメラの誕生日に | On the Birthday of Chimeras」を開催します。
科学理論や神話、オカルト、民間伝承など、世界を解釈しようとする多様な知の体系にインスピレーションを受けて制作する尾角は、アニメーション、コラージュ、VR、AIなどを通じて、複層的な世界観に観客の参加を誘います。音、イメージ、パフォーマンスを通じて、人間と非人間の知覚のあいだにある多孔的な境界を探究するEbeは、動植物の生命活動に見られる振る舞いや、機械、鳥のさえずりがもつ音調的な言語から、異なる種やシステムを横断するコミュニケーションを再想像します。
本展では、人間の生存条件を超えた時空間や異なる種とともに人々が共生するための世界をつくり出すことを試みます。尾角は、福島県双葉郡葛尾村での滞在制作で発表した現代社会を駆動させる「電気」を新たな神話の系譜に位置づけるプロジェクトを作家自身の語り(音声)とともにアップデートし、言葉という構造を通じて現代に現れた新しい八百万の神々を観客の想像力のなか構築しようとします。またEbeは、アメリカ南部の鳥類保護区で過ごした経験をもとに非人間的な視点を前景化しつつ、アイデンティティ、アクセス、インクルージョンを規定する構造を検討する実践として制作してきた絵画、サウンド作品とともに、種やシステムを横断して立ち現れる共鳴や情動的な痕跡を浮かび上がらせます。
科学理論や神話、情報システム、動植物の生命活動が渾然となって一つの生命体、あるいは環境として現れるとき、人々の生存活動や倫理観はどのような変容を迫られることになるのでしょうか。人間の条件を新たに問いかける、キメラの誕生日にご参加ください。
尾角典子
ロンドンと京都を拠点に活動。科学的理論から神話、オカルト、民間伝承にいたるまで、世界を解釈しようとする多様な知の体系にインスピレーションを受け、それらを等価に織り交ぜる。RCAでアニメーションを学んだのち、コラージュ、VR、AIなどの複合的なテクノロジーを用いた表現を通じて、観客の能動的な参加を促し、単一の視点に縛られない複層的な世界観を提示している。主な展示やパフォーマンスに「生成の庭」(Hub-Ibaraki Art Project, 2025)、「#拡散展」(十和田市現代美術館 space、2024)、「THAT LONG MOONLESS CHASE / その長い月のない追跡」(金沢21世紀美術館、2023)、「VOCA展 2019」(上野の森美術館、東京)、「The Interpreter」(QUAD Gallery、イギリス、2015)など。主な受賞歴に、オーバーハウゼン国際短編映画祭インターナショナルコンペティション部門へのノミネーション(2016)、オタワ・アニメーション国際映画祭最優秀ミュージック・ビデオ賞受賞(2011)など。
https://norikookaku.com/
Ebe Oke(イブ・オーク)
作曲家、画家、学際的アーティストであり、音、イメージ、パフォーマンスを通じて、人間と非人間の知覚の間にある多孔的な境界を探究している。自己主導的かつ探索的な学びを通じて形成されたEbeの実践は、カールハインツ・シュトックハウゼンによる作曲指導をはじめ、AAブロンソン、ブライアン・イーノ、ローリー・アンダーソンらとのメンタリングやコラボレーションを通して発展してきた。これまでに、テート・セント・アイヴス、ロンドンのサーペンタイン・ギャラリー、ニューヨークのThe KitchenおよびPioneer Works、ノルウェーのPunkt Festival、スイスのアート・バーゼル、東京のDOMMUNEなどで国際的に作品を発表しているほか、カイロのバイオジオメトリー研究所内ミュージアム・オブ・コンシャスネスやオックスフォード大学との協働も行っている。
https://ebeoke.be/