開催情報
【期間】2025年4月12日(土)~ 4月20日(日)
【開館時間】木・金・土・日曜 14:00 ~ 19:00
【休館日等】月・火・水曜
【料金】無料
https://monadecontemporary.art-phil.com/?p=1002
会場
会場名:monade contemporary | 単子現代
webサイト:https://monadecontemporary.art-phil.com
アクセス:〒605-0829 京都府京都市東山区月見町10-2 八坂ビル地下1階 奥左入ル 2号室
概要
monade contemporary | 単子現代では、フルタミチエによる個展「絵肌が、奏でる」を開催します。
フルタミチエはこれまで、油彩、ドローイング、モノタイプ版画、陶芸などさまざまなメディアや技法を経験しながら創作活動を続けるなかで、色彩と形態のその時々の出遭いに意識を向けてきました。マテリアルとストロークを組み合わせて描かれた線や形態は、まるで音楽のように質感やリズムを織りなしていくかのようです。
本展では、これまで向き合ってきた絵画作品と近年はじめた陶芸作品を並べながら、フルタミチエが見つめる抽象と具象の移り変わりとメディウムのかかわりに眼を向けます。温もりのある鮮やかな色彩で描かれた線や形態は、ストロークが繰り返されるなかで、偶然性をともなった抽象的なイメージとなって現れます。絵画のイメージを織りなす色彩は陶芸のマテリアルと釉薬のなかで変容して、人や動物、風景となり、オブジェとして存在することになります。
色彩や線、形態の身振りから偶発的に生まれるイメージが風景画やオブジェとして存在するとき、色彩や線、形態はどのようなものごととして今ある世界に現れ、何を語りはじめることになるのでしょうか。こころ躍る音鳴りとともに生まれる、新しい世界の予兆にご参加ください。
〈ステートメント〉
絵を描くことは、まだみぬ景色を紡ぐこと
形を作ることは、まだみぬ物語を紡ぐこと
重なりは絵肌となり、音を鳴らしてゆく
音鳴りはことばとなり、そこに着地する
絵具のマテリアルとストロークを組み合わせて、抽象画を描いている。
設計図をもたずに、旅するように、一喜一憂しながら描いている。
失敗あり、寄り道あり、いつ終わるかわからない旅路なのだが
突然その瞬間がくる。
道が見える。音が聞こえる。心躍る。その瞬間がすきだ。
数年前から、陶芸をはじめた。
やはりあまり設計図をもたずに手探りでかたちをつくる。
釉薬のマテリアルも重ねて焼くとまったく予想外なことがおこる。
その色の重なりが、わたしのこころのなかで、音を鳴らす。
そのこころ躍る音鳴りを 言葉にしようとおもった。
―フルタミチエ
フルタミチエ
京都市立芸術大学美術科卒業、京都市立芸術大学大学院油画修了。油彩、ドローイング、モノタイプ版画、陶芸と多岐にわたって創作を続ける。
■個展
2002/2004/2010/2012 Gallery Wks./大阪
2014 空想スケッチ・妄想ダイヤル Art-machi Osaka/大阪
2016 ふしぎのみなもと 2kw gallery/大阪
2019 ひかりとにじみとおとずれ calo bookshop and café/大阪
2021 余白はうたう 谷崎潤一郎記念館/芦屋
2023 鳴る色、放つかたち 2kw gallery/滋賀
2024 満ちる、散る calo bookshop and café/大阪
■グループ展
1995 絵画の方向 大阪府立現代美術センター
1996 アートナウ’96 兵庫県立美術館/兵庫
1997 Three Bells ON Gallery/大阪
2007 イメージを紡ぐ-spin- Gallery Wks./大阪
2013 “sonnet” 天木研二・渋谷信之・フルタミチエ展 2kw gallery/大阪
2020 瞬間のパルス 2kw gallery/大阪