開催情報
【会期】2025年10月7日(火)~12月7日(日)
【開館時間】午前10時~午後6時
金曜日は午後8時まで開館 (11月28日、12月5日を除く)
*入館は閉館の30分前まで
【休館日等】月曜日(ただし10月13日、11月3日、24日は開館)、10月14日(火)、11月4日(火)、25日(火)
【料金】
一般:430円(220円)
大学生:130円(70円)
※()内は20名以上の団体及び夜間割引(金曜午後6時以降)
※高校生以下、18歳未満、65歳以上:無料*
※心身に障がいのある方と付添者1名は無料*。
※ひとり親家庭の世帯員の方は無料*。
*入館の際に学生証、年齢の確認ができるもの、障害者手帳等をご提示ください。
無料観覧日
11月3日(月・祝)、11月15日(土)、11月16日(日)、11月29日(土)、12月6日(土)
https://www.momak.go.jp/Japanese/curatorialstudiesarchive/16.html
会場
会場名:京都国立近代美術館 4F コレクション・ギャラリー内
webサイト:https://www.momak.go.jp
アクセス:〒606-8344 京都市左京区岡崎円勝寺町26-1
電話番号:075-761-4111(代表)
概要
現在、京都を拠点に活動するアーティスト・映画監督の荒木悠(1985-)が初めて海の向こうのアメリカへと渡ったのは、3才の頃でした。英語がままならなかった荒木は、絵で異なる言語を話す友人たちとコミュニケーションを取り、大人になっていつしか美術作家として活動を始めました。彼は現在も、国と国、都市や地域の行き来を続けます。そして各地で様々な人や文化と出会いながら、文化間の邂逅や摩擦、歴史の奥に潜む物語の層を、ユーモアと批評性に富んだ作品として発表してきました。
本展は荒木悠をゲストアーティストに迎え、荒木の新・旧作品と越境する眼差しを、京都国立近代美術館のコレクションから当館学芸員が選んだ国吉康雄(1889-1953)、石垣栄太郎(1893-1958)、野田英夫(1908-1939)という、3名の「日系移民作家」の作品に重ねます。戦争や不況、「我々」と「彼ら」を分断する思考など、国吉・石垣・野田が約100年前に直面した情勢と通じる状況下にある今日、この展覧会が一人ひとりの現在地と進む先を、今一度見つめるきっかけとなれば幸いです。
荒木悠(ゲストアーティスト)
アーティスト・映画監督。1985年生まれ。2007年ワシントン大学サム・フォックス視覚芸術学部美術学科彫刻専攻卒業。2010年東京藝術大学大学院映像研究科メディア映像専攻修士課程修了。文化の伝播や異文化同士の出会い、またその過程で生じる誤訳や誤解の持つ可能性に強い関心を寄せている。特に、近年の映像インスタレーションでは、歴史上の出来事と空想との狭間に差異を見出し、再現・再演・再生といった表現手法で探究している。
近年の主な個展と映画祭
個展:「双殻綱:幕間」(札幌文化芸術交流センターSCARTS、北海道、2025)、「LONELY PLANETS」(十和田市現代美術館、青森、2023)、「双殻綱:第二幕」(無人島プロダクション、東京、2022)、「LE SOUVENIR DU JAPON ニッポンノミヤゲ」(資生堂ギャラリー、東京、2019)
映画祭:第7回バンコク実験映画祭(タイ、2025)、第31回マルセイユ国際映画祭(フランス、2021)、第47回ロッテルダム国際映画祭(オランダ、2018)