開催情報
【期間】2025年7月13日(日)13:00~16:00
【料金】無料
※ミュージアムへの入場料〔大人1,200円、中高生400円、小学生200円〕は別途必要です
https://kyotomm.jp/ee/murakami_tomohiko_symp/
会場
会場名:京都国際マンガミュージアム2階 ギャラリー6
webサイト:https://www.kyotomm.jp/
アクセス: 〒604-0846 京都市中京区烏丸通御池上ル (元龍池小学校)
電話番号:075-254-7414
概要
京都国際マンガミュージアムでは、昨年12月に逝去されたマンガ評論家・編集者の村上知彦さんの足跡をふりかえるとともに、生前、彼がマンガミュージアムに託した多種多様な資料をいかに受け継いでいくかをテーマとした、シンポジウムを開催します。
著名なマンガ評論家であり、伝説的なマンガ雑誌『漫金超』を創刊するなど、編集者としても知られた村上知彦さん。マンガに限らず、広く1970 年代以降の関西サブカルチャーシーンで活躍されてきたその村上さんが、2024年12月22日、73歳で永眠されました。
京都国際マンガミュージアムは、開館以来、貴重なマンガ資料を数多く収集・保管してきましたが、多方面でご活躍だった村上さんが収集された“雑多”な資料群が、マンガミュージアムに寄贈されていることは、あまり知られていません。
段ボール200箱を越える「村上知彦コレクション」には、70年代のブームの中で作られた数々のミニコミ誌や、映画の自主製作・自主上映の盛り上がりを伝えるチラシやパンフレット、そして新感覚の創作マンガやマンガ評論の発表の場となった同人誌などが含まれています。これらは、同時代の文化的な熱気を伝える貴重な資料群であり、マンガミュージアムのコア・コレクションです。
本シンポジウムでは、マンガ史/マンガ評論史に大きな足跡を遺された村上さんのご功績と、村上さんから託された貴重なコレクションを、私たちがいかに受け継いでいくかということを、参加者と一緒に考えます。
第1部「評論家/編集者としての足跡――村上知彦を語る」では、2001年の日本マンガ学会設立など、村上さんと共に現在のマンガ研究の礎を築いてきたマンガの評論家や研究者が、その道程についてふりかえります。
第2部「ぼくらの〈漫編評(まんぺんぴょう)〉――村上知彦コレクションを探る」では、「村上コレクション」について、晩年の村上さんに対面でインタビューしてきたメンバーが、コレクションの魅力と可能性を語ります。