開催情報
【期間】2025年12⽉3⽇(⽔)〜 2026年2⽉15⽇(⽇)
【開館時間】10:00~18:00
【休館日等】月曜日(祝日の場合は開館)、年末年始(12月28日~1月2日)
【料金】無料
詳細:https://kyotocity-kyocera.museum/exhibition/20251203-20260215
会場
会場名:京都市京セラ美術館
webサイト:https://kyotocity-kyocera.museum/
アクセス:〒606-8344 京都市左京区岡崎円勝寺町124
電話番号:075-771-4334
概要
佐俣和木(さまた・かずき)は、美術作家でありながら、ディスクゴルフという競技のプロ選手でもあります。
ディスクゴルフは、フライングディスク(いわゆるフリスビー)を使い、バスケット型の専用ゴールに向かって投げ、できるだけ少ない投数でゴールすることを競うスポーツです。プレイヤーはコースを移動しながら、戦略的にディスクを投げ進めていきます。この競技の大きな特徴は、フィールドの柔軟性にあるといえるでしょう。都市空間の建物やフェンスといった人工物から、自然の地形や起伏をそのまま活かした場所まで、あらゆる環境がそのまま競技のためのコースになります。つまりディスクゴルフは、そのゲーム性によって空間を〈競技場〉に変換してしまうのです。
佐俣はこの特性を生かし、京都という都市全体を巨大な〈PLAYSCAPE〉へと置き換えるプロジェクトに取り組みました。ディスクを手に街を巡ることは、私たちが日常的に見過ごしている空間を、別の視点から読みかえる行為であるとも考えられます。
古都・京都には、長い歴史と人々の営みが折り重なった場所が無数に存在します。そこにディスクゴルフを持ち込むことで、そうした空間が一時的に〈競技場〉へと再解釈され、遊び・身体性・地形との関係といった、その場所が持つ別の側面がみえてきます。
同様に佐俣は、1933年に開館した京都市美術館を、スポーツを通じて〈PLAYSCAPE〉へと変換します。展示室、中央ホール、日本庭園といった館内外のあらゆる空間でプレイすることで、美術館に刻まれてきた歴史や、そこに染みついた制度的な制約が一時的にほどかれます。そして、“遊び”の場として新たな姿が現れます。
このスポーツによる身体的な行為を通して、美術館は「誰もが集まり、楽しめる場所」として再認識されると同時に、「アートも自由に楽しんでよいものだ」という、根源的で普遍的な価値が浮かび上がってくるのです。
「ザ・トライアングル」について
「ザ・トライアングル」は、当館のリニューアルオープンに際して新設された展示スペースです。京都ゆかりの作家を中心に新進作家を育み、当館を訪れる方々が気軽に現代美術に触れる場となることをねらいとしています。ここでは「作家・美術館・鑑賞者」を三角形で結び、つながりを深められるよう、スペース名「ザ・トライアングル」を冠した企画展シリーズを開催し、京都から新しい表現を発信していきます。
本展覧会には、「新進作家支援・育成事業等のためのチャリティ・オークション&ガラ・ディナー」を通じたご支援をいただいております。
京都市京セラ美術館では、皆様からのご支援(協賛金、展示資材の提供等)を募集しております。詳細はdev@kyoto-museum.jpまでお問い合わせください。