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嶋春香:仮縫いと野良仕事

開催情報

【期間】2024年3月5日(火)〜6月23日(日)
【開館時間】10:00~18:00
【休館日等】月曜日(祝日の場合は開館)
【料金】無料
https://kyotocity-kyocera.museum/exhibition/20240305-20240623#tab_cont01

会場

会場名:京都市京セラ美術館 ザ・トライアングル
webサイト:https://kyotocity-kyocera.museum/
アクセス:〒606-8344 京都市左京区岡崎円勝寺町124
電話番号:075-771-4334

 

概要

嶋春香は、人と図像との関わりをテーマに、さまざまな時代や文化の道具が写った資料写真をモチーフに作品を制作してきました。

本展では、嶋自身が「庭」と呼ぶ自作の模型をモチーフとした新作絵画を手がけます。この「庭」に配置される植物や石、収集した骨董品や用途を失った道具、自作のオブジェなど様々なものは、作家との間にそれぞれ関係性をもちながら、それら自体は徐々に変化し、時に朽ちていく存在として「庭」を構成します。

タイトルの「仮縫いと野良仕事」が表すように、嶋はモチーフと自身との関係性を、庭と庭師になぞらえます。庭師が変化し続ける庭を手入れし一時的な完成形を作り出すように、作家も日々変化する対象を理解し、描き切ることを目指し絵筆を走らせます。本展で試みられるのは、嶋がモチーフと結んだ関係性の一時的な状態の提示であり、動き続ける絵画のあり方の模索といえるでしょう。

嶋春香(しま・はるか)
Shima Haruka
1989年北海道生まれ。2012年、京都造形芸術大学美術工芸学科洋画コース卒業。2014年、京都市立芸術大学大学院美術研究科絵画専攻油画修了。現在、京都市在住。近年の主な個展に「洪l4の跡と蒐集」(ギャラリー16、京都、2019年)、「デラシネ」(VOU、京都、2018年)など。主なグループ展に「ベールの光景」(COCON KARASUMA 2F アトリウム、京都、2022年)など。「Kyoto Art for Tomorrow 2021―京都府新鋭選抜展―」毎日新聞社賞受賞。

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