開催情報
【作家】岡﨑未樹、兒玉真太郎、佐々木大空、ヤマモトナツキ
【期間】2025年2月25日(火)〜 2025年3月7日(金)
【開館時間】11:00~18:00
【休館日】日曜日、祝日
【料金】無料
詳細:https://gallery.kyoto-seika.ac.jp/exhibition/250225/
会場
会場名:京都精華大学ギャラリーTerra-S
webサイト:https://gallery.kyoto-seika.ac.jp
アクセス:〒606-8588 京都市左京区岩倉木野町137
電話番号:075-702-5263
概要
「管/穴」は小説『不思議の国のアリス』や映画『ムカデ人間』など、ジャンルを超えて多くの表現の中で登場してきました。本展示も広義の管/穴を扱いながら制作を行う作家の展覧会です。 岡﨑未樹による葬いのための穴をテーマにした映像作品、兒玉真太郎の炭鉱の坑道と石炭層をモチーフにしたインスタレーション、佐々木大空の筒状の音響作品、ヤマモトナツキの内臓肉(=管)をモチーフにしたインスタレーションなどを中心に、4名の活動を展示します。管/穴は、空洞という言葉が示すような「空」の部分に着目され、「ないけれどあるもの」として扱われることがあります。別世界への入口である穴や、地下世界でどこまでも続いていく管のイメージなども、認識できないものとしての管/穴であると言えるでしょう。一方で、私たちの取り組みは「あるけれど捉えがたいもの」へのアプローチであると考えます。本展には、自分で掘った穴だったり、産業で利用される穴だったり、構造としての管であったり、一見すると把握できそうな管/穴が登場します。しかしそれらは、家族の死や、遠方で生きる人物との距離感、自己と他者の関係性、身体の制御不能さといった、「掴みきれないもの」に対して制作を通して接近しようとした様子が表れています。本展示は私たちにとって通過地点のような存在でもあり、展覧会後も管派/穴派の各々は制作やリサーチを続けていきます。
主催・企画 山本夏綺
メインビジュアル ヤマグチナナコ