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岩崎吾郎 写真展「目じるしをつなぐ」

開催情報

【作家】岩崎 吾郎
【期間】2024年9月24日(火) ~ 9月29日(日)
【開館時間】11:00〜18:00 ※最終日は17:00まで
【料金】無料
https://kyoto-muse.jp/exhibition/176644

会場

会場名:京都写真美術館 ギャラリー・ジャパネスク
webサイト:https://kyoto-muse.jp/japanesque/
アクセス:〒605-0038 京都市東山区堀池町374-2
電話番号:080-5988-7720

概要

京都写真美術館 ギャラリー・ジャパネスク 2階展示室にて、2024年9月24日(火)から9月29日(日)まで、岩崎吾郎 写真展「目じるしをつなぐ」を開催します。
※最終日は17:00まで

旅に撮る。
それは小さな目じるし。
 
チベット高地の光は鮮烈で力強く、あらゆる色を叩き起こす。
峠にはためくタルチョ、マニ車に刻まれた経文、魔除けの朱色の壁。
空の青は藍に深まり、法衣の臙脂は紅に光る。

一方で、深い山陰や、読経の響く伽藍、奥まった僧房には、翳が重なり合って、冷ややかな緊張が潜んでいる。
それが、朝のおつとめのロウソクの一本、明かり取りの天窓にかかる朝日、風とともに差し込む光にわずかに触れると、寡黙だった翳からいろいろなかたちが、少し時間をおいて押し出されてくる。
積みあがり、倒れかかった数百の経文の包み、禍々しくも見える憤怒の菩薩の壁画、山へ向かう牛の行列、追う少年の背中。
翳の中から溶け出すように色が、かたちが、ゆっくりと、ゆっくりと押し出されてくる。

旅の目じるしは、そのときには気づきもしなかったことに繋がっていく。
色が伝えようとしていたこと。
翳の中をのぞき込んでみつけた時間。
暮らしとひとつになった信仰心。
目じるしは、意味をもって繋がっていることに気づかされる。

不思議な憧れから訪れたチベットの作品に、何か気になるものを、見つけてみてください。
見慣れない風景や人々の間に、なぜかなつかしい風が吹いています。


岩崎吾郎

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