開催情報
【作家】後藤 芳貴
【期間】2024年6月25日(火) ~ 7月7日(日)
【開館時間】11:00〜18:00 ※最終日は17:00まで
【料金】無料
https://kyoto-muse.jp/exhibition/175507
会場
会場名:京都写真美術館 ギャラリー・ジャパネスク
webサイト:https://kyoto-muse.jp/japanesque/
アクセス:〒605-0038 京都市東山区堀池町374-2
電話番号:080-5988-7720
概要
京都写真美術館 ギャラリー・ジャパネスク 2階展示室にて、2024年6月25日(火)から7月7日(日)まで、後藤芳貴 フィルム写真展「幻影世界-Phantom World-」を開催します。
英語の “photograph” という語は、イギリスの天文学者ジョン・ハーシェルが創案した。photo- は「光の」、-graph は「かく(書く、描く)もの」「かかれたもの」という意味で、日本語で「光画」とも訳される。(Wikipediaより)
私はフィルムカメラで一つのコマに複数回露光(撮影)する「多重露光」と言うアナログな技法で作品を制作している。それは見たままの光景を写すのではなく、目の前の光景を借り私が思い描いた世界を表現している。それは形あるものは変形させ、そこにあるはずがないものを配置し、足し算と引き算を考える。
私は写真を写しているのではなく絵を描いている。と思っている。しかしカメラとフィルムを使っている以上、仕上がるものは間違いなく写真だ。しかしファインダーを覗いてもその仕上がりは見えない。ファインダーは私にとってキャンバス。目の前の光景を形の変えられるパズルの1ピースとして、ファインダーというキャンバスに当てはめ完成図を創造するのだ。
「光の描くもの」とはまさしく私にとっての一番しっくりくる「写真」を表現する言葉だ。そんな光が描いた多重露光による私の「幻影世界」を楽しんで頂きたい。