開催情報
【期間】2026年4月7日(火)- 4月12日(日)
【開館時間】12:00~18:00
【休館日等】月曜日
【料金】無料
詳細:http://kunstarzt.com/Artist/UTSUNOMIYA/Miho.htm
会場
会場名:KUNST ARZT
ウェブサイト:http://www.kunstarzt.com/
アクセス:〒605-0033 京都府京都市東山区夷町155−7 2F
電話番号:090-9697-3786
概要
KUNST ARZT では、宇都宮三帆の初個展を開催します。
宇都宮三帆は、「木版+インクジェットプリント」という異質過ぎる組み合わせを通して、見ることを考察するアーティストです。
モチーフのデジタルな文字や記号を「木版」というアナログな版画技法に、質感や陰影を「インクジェットプリント」に担わせています。見えていたけれど、見ていない視覚世界を「見る」対象として提示する試みです。
(KUNSTARZT 岡本光博)
アーティスト・ステートメント
日常生活の中で見たことがあるはずのものを思い返そうとしてみたけれど、印象は朧げではっきりと想像することはできない。
そういった、暮らしのさなかはっきりと覚えようともしなかったものが再び目の前に現れた時の既視感を、日々の幻のように感じる。
木版技法を用いそれらの些細なモチーフを作品にすることで、「見覚えはあるが完璧に思い出せるわけではない」という曖昧なイメージは彫刻刀により輪郭をなぞられ、版画特有の複製という物質性を含み、頭に思い浮かべるぼんやりとした印象に反したはっきりとした存在として目の前に現れる違和感を持たせられるのではないかと考えている。
そこで、既視感と違和感が両立するような印象を持たせるため、木版技法にインクジェットプリントを組み合わせた作品制作を行なっている。
例えば、モチーフを情報・質感の2層に分断し、文字や記号といった情報の部分を木版、質感や陰影をインクジェットプリントに担わせる。
それらを支持体の上で重ねることで、豊かな陰影を表すインクジェット印刷と平面的かつ実直な印象の木版刷りが紙の上でレイヤー構造を作り出す。
一見違和感なく見えたものがよく見れば異なる質感の平面的なレイヤーの組み合わせであることがわかるとき、普段見慣れたもの、体験と改めて対峙し、見つめ直すことができるような表現を目指している。