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山下 裕美子 個展 Fossil Scene  ことばのまえ ことばのあと

開催情報

【期間】2026年2月21日(土)-3月1日(日)
【開館時間】12:00~18:00
【休館日等】月曜日
【料金】無料

詳細:http://kunstarzt.com/Artist/YAMASHITAYumiko/yy.htm

会場

会場名:KUNST ARZT
ウェブサイト:http://www.kunstarzt.com/
アクセス:〒605-0033 京都府京都市東山区夷町155−7 2F
電話番号:090-9697-3786

概要

KUNST ARZT では、山下裕美子の個展を開催します。
山下裕美子は、紙コップや紙風船など紙製の日用品を磁器(石)化し、美と儚さを内包させるアーティストです。
白を基調とした3人展「white noise・white out・white fixing」(KUNST ARZT 2024)では、シンボリックに赤が映える、糸電話モチーフの「noise (2024)」、空気や柔らかさを捉えた「blank space (2024)」、本からこぼれ落ちた言葉を集めたような「コトモノモノゴト (2024)」を発表。
それらは、薄い磁器(石)に変換されていることで、我々が刹那的に壊れやすい世界の住人であることを示唆していました。
本展では、メインルームで「石化する言葉 秩序の部屋」、サブルームでは「ことばのまえ ことばのあと」と題して、自己が不安定に揺れるような感覚を喚起するような空間を構成(作家の言葉)する構想です。
(KUNST ARZT 岡本光博)

展覧会コンセプト 

紙に磁土(陶石)を塗り、貼り重ねて焼成すると、紙自体は燃え尽きてしまうにも関わらず、繊維に染み込んだ泥漿は、その質感や形態を残したまま磁器(石)化する。 
それは紙の記憶を留めた石である。 
例えばそこに、話者の減少により、近い将来には消滅するであろう絶滅危惧言語を焼き付けてみる。時代の変化の只中で、周縁化され消えていく言葉。通常、人が紙を石に換えるのは、墓碑をはじめとする様々な石碑のように、残すべき価値や意味を付与されたモニュメントである。
歴史的な出来事や人物、場所の記録、それらをより強く留めたいと願う時、媒体は紙から石に変換される。 
しかし、紙の厚みほどの石への変換は堅牢なモニュメントにはなり得ない。 
顧みられることのないどこかのだれかの日常は、矛盾を内包したまま石化する。 
石に変換されながらも、弱いままの物体は、言葉を含む記号がもたらしたもの(論理、秩序、科学技術など)の脆弱性を象徴している。
今回の展示ではさらに、言葉を得て手放したものについても考察を広げたい。 
紙の記憶を留めた石(磁器)は、ここにはもうないものに支えられて今ここに存在している。 
潜在と顕在の間で揺れる不確かな存在が、二元論に陥りがちな現代の思考に、静かな問いを発する契機となることを願っている。 

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