開催情報
【作家】吉田鷹景
【期間】2025年11月4日(火)〜 11月9日(日)
【開館時間】12:00~18:00
【休館日等】月曜日
【料金】無料
http://kunstarzt.com/Artist/YOSHIDA/Takakage.htm
会場
会場名:KUNST ARZT
ウェブサイト:http://www.kunstarzt.com/
アクセス:〒605-0033 京都府京都市東山区夷町155−7 2F
電話番号:090-9697-3786
概要
吉田鷹景は、[形]についてのリサーチを通して、
ミニマルでコンセプチュアルな絵画を展開しているアーティストです。
「遠近法」「黄金比」など、美術の基本概念をさらけ出すことで、
鑑賞者にその“罠”を気付かせる試みを展開してきました。
しかし、その“罠”であるはずの仕掛けが機能してしまうことで、
鑑賞者と絵画との距離によって見え方が変化していくという
独自の絵画表現にも到達しています。
(KUNST ARZT 岡本光博)
YOSHIDA Takakage
(b.2001, Osaka pref, lives and works in Kansai)
is an artist who develops minimal and conceptual paintings
through research into ‘form’.
He is an active graduate student in a painting course
at Kyoto city University of the Arts.
アーティスト・ステートメント
図形に代表される幾何学的な、数学的な
図像やカタチに興味を引かれる。
それらは美術、芸術の場において、
黄金比や遠近法といったように広く知れ渡り、
それぞれの図像が持つルールや仕組みとして扱われている。
その様な普遍的なルールやカタチにある強い法則は
個人や社会に対し画一性や硬直性を生み、
人々を盲目にさせうるリスクをんでいると感じる。
このような法則が持つ罠を露わにする制作を目で見る、
鑑賞体験をするという視覚的アプローチの下で行っている。
制作をする上で絵画という形態にもルールや仕組みがあることを知り、
「絵画」というものをキーワードに置く。
絵画という構造体が持つ要素を組み替えることにより、
描かれているものを変化、変形させ図像が持つ法則と
絵画の法則に対し同時にズラしを与える。
作品によって生まれる新しい形や在り方により、
鑑賞者の能動性を回復させ形態というものが閉ざしている
イメージの固執化を取り戻させることを目指す。
形の在り様と絵画の在り様についてのアプローチを
同一絵画上で複合させ鑑賞者に形の在り方や
絵画の在り方についての再考を促す作品を制作している。