【作家】碇 栞奈
【期間】2025年9月16日(火)〜9月21日(日)
【開館時間】12:00~18:00
【休館日等】月曜日
【料金】無料
http://kunstarzt.com/Artist/IKARI/Kanna.htm
会場
会場名:KUNST ARZT
ウェブサイト:http://www.kunstarzt.com/
アクセス:〒605-0033 京都府京都市東山区夷町155−7 2F
電話番号:090-9697-3786
概要
KUNST ARZT では、初個展となる碇栞奈の個展を開催します。
碇栞奈は、現世と常世の融合をテーマに現代幽霊画を制作する日本画アーティストです。
ドーザ液などの現象そのものを含めた日本画材の研究、繊細で巧みな描写力を通して、まさに幽霊の存在と非存在のあわいを表現しています。
(KUNST ARZT 岡本光博)
アーティスト・ステートメント
現世と常世の融合をテーマに幽霊画を制作している。
絹やアクリル板などの反射・透過系素材、白色顔料を用いて不安定な存在を描く。
現在、寒天引きによって発生する虹色の輝きなどの現象と描写を組み合わせた幽霊表現を研究・制作している。
現象による表現は視覚として認識できるようなできないような曖昧なものであり、場合によっては本来使用している素材とは別素材であると勘違いさせるような「わからない」面白さがある。
寒天液やドーサ液といった皮膜が形成される液体を塗布することによって生まれる虹色の輝きは、見る角度によって現れたり消えたりする特性を持つ。
これはまさに幽霊の「そこにいるようでいない、いないようでそこにいる」という曖昧な存在感を視覚的に表現するものである。
死者と生者、現世と常世は完全に分けられるものではなく、常に隣り合い、触れ合うものであると考えて、表現を模索している。