開催情報
【作家】久保 尚子
【期間】2025年7月15日(火)〜7月20日(日)
【開館時間】12:00~18:00
【休館日等】月曜日
【料金】無料
http://kunstarzt.com/Artist/KUBO/KUBO.htm
会場
会場名:KUNST ARZT
ウェブサイト:http://www.kunstarzt.com/
アクセス:〒605-0033 京都府京都市東山区夷町155−7 2F
電話番号:090-9697-3786
概要
KUNST ARZT では、久保尚子の初個展を開催します。
久保尚子は、漆の艶と質感を生かし、動物のしなやかな身体の動きや空気の流れを可視化するアーティストです。
大胆過ぎるデフォルメは体の構造さえ欠落する箇所も出てきますが、力強さやスピードといった生き生きした野生としての生命力が美しい漆の仕上げと相まって、独特の世界観を
構築しています。本展ではキツネ、リス、鹿、ウサギ、羊といった5種類の動物たちをご覧いただけます。
また宙漆(そらうるし)プロジェクトへの参加によって漆表現の可能性を探求しています。
(KUNST ARZT 岡本光博)
展覧会コンセプト
漆は、塗り重ねることで生まれる深みのある透明感や、温もりを感じさせる光沢が特徴の素材である。
私は、伝統技法である呂色仕上げの美しい艶を活かしつつ、独自の造形表現を探求してきた。
なかでも、動物のしなやかな身体の動きや、そこに生まれる空気の流れを可視化することをテーマに、漆の滑らかな艶と質感が引き立つ曲面的なフォルムを追い求めている。
本展では、そうした動物たちの姿を一堂に集め、展示を行う。
アーティスト・ステートメント
私は、身体が「ここに存在する」と実感できる瞬間に心を動かされる。
それは、観察を通して感じ取ることのできる曲面や曲線、動作に応じて変化する空気や水の流れ、光が生み出す影、静寂の中で聞こえるかすかな音ー。
私は、そうした些細な事象を拾い集め、漆ならではの艶や温もりを活かしながら、それらを作品へと昇華したいと考える。