開催情報
【作家】前野 藍
【期間】2024年10月1日(火)〜 10月6日(日)
【開館時間】12:00~18:00
【休館日等】月曜日
【料金】無料
会場
会場名:KUNST ARZT
ウェブサイト:http://www.kunstarzt.com/
アクセス:〒605-0033 京都府京都市東山区夷町155−7 2F
電話番号:090-9697-3786
概要
KUNST ARZT では、2年振り2度目となる前野藍の個展を開催します。
前野藍は、ペーパークラフトやポップアップ絵本に見られる手法を使って、どこか懐かしい感じのする
半立体的世界を生み出すアーティストです。
紙を『切る』『折る』研究を続け、オリジナルの構造形態を生み出しています。
そこに独特の描写センスで描きこまれた無国籍な絵が加わることで、唯一無二の世界となり立ち現れます。
本展では、ジャバラおりの作品たちが、メインルームの空間を1周します。
作品を自由に手に取り、広げてお楽しみください。
(KUNST ARZT 岡本光博)
アーティスト・ステートメント / 展覧会コンセプト
幼い頃から紙が好きで絵を描いたり
本の真似事のようなものを作っていました。
ポップアップカードを初めて作ったのは小学生の頃です。
作品を見て、なにかのお話を元に絵を描いているのですか、
と訊ねられます。
また、なんとなく懐かしい感じがする、とも言われます。
小説や童話などを元に作品を作ることもありますが、
だいたいはなんとなく心の中にあるものが
表現のもとになっています。
ラジオから流れてくる歌の歌詞、
適当に流し読んだ小説の断片、
新聞に載ってた写真のぼんやりした記憶、
本屋で立ち読みした絵本、
そういう日常のかけらが集まってできています。
どこにでも、誰でも目にするものだから、
その人の思い出とリンクして
物語を感じてもらえるのかもしれません。
今回は自由に空想を広げ、雲を作ることにしました。
雲に乗れたら何しようという空想、
好きなものを詰め込んでいます。
コレクターの棚や保管箱の中で
静かに眠っている作品ではなく、
100年後にガラクタ市で色々なモノに紛れて
置いてあるような色褪せたモノになることが
私の作品の目標です。
その時に、もとの主人に大事にされていた
雰囲気を纏っていれば、
作家として幸せだなと思います。
MAENO Ai (b.1981, Kyoto pref, lives and works in Kyoto)
is an artist who creates semi-3-dimensional worlds that are rich in poetry and have a nostalgic feel.
The stateless pictures drawn with a unique sense of description become a one-of-a-kind world through skillful paper crafting that incorporates the techniques seen in picture books.