東山 アーティスツ・プレイスメント・サービス(HAPS)

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田中広幸キュレーション white noise・white out・white fixing

開催情報

【作家】田中広幸、山下裕美子、山本雄教
【期間】2024年8月23日(金)〜 9月1日(日)
【開館時間】12:00~18:00
【休館日等】月曜日
【料金】無料

http://kunstarzt.com/VvK/481whitenoisewhiteoutwhitefixing/whitenoisewhiteoutwhitefixing.htm

会場

会場名:KUNST ARZT
ウェブサイト:http://www.kunstarzt.com/
アクセス:〒605-0033 京都府京都市東山区夷町155−7 2F
電話番号:090-9697-3786

概要

KUNST ARZTでは、VvK (アーティスト・キュレーション)展覧会の38回目として、田中広幸キュレーションによる「white noise・white out・white fixing」展を開催します。
田中広幸は、書籍の各ページの行間だけを切り除いたり、書籍の内側に植物の姿を浮かび上がらせたりする知的でストイックな仕事をしてきたアーティストです。
本展では、企画者の田中広幸に、モノの価値を考察する手段の一つとして紙の凸凹によるエンボス表現を続けてきた山本雄教、紙コップや紙風船など何でもない紙製の日用品を磁器にすることで、そこに美と儚さを内包させる山下裕美子の2人を加え、静謐な白い空間と時間が構成されます。
(KUNST ARZT 岡本光博)

ここにある慎重な手技の持続が、どこかアイロニカルで時にシニカルな印象さえ与えるとすれば、それは問答の形式から逸脱したような曖昧な問いに動機づけられているからかも知れません。
結果、長い留保の先に手にできたかに思える回答は、ホワイトノイズとなって明滅を繰り返すだけのようにも思えます。
しかし、迂遠ともいうべきこのような構えは、「何か」を問われた(と理解した)作り手の避けがたい応答だったのです。
立ち込める靄にホワイトアウトしつつも、揺れ動く問いと遠い回答のあいだで完了未定のフィキシングを続行するという応答です。
ここにある白い表出と余白が、堅固な全体性に届かないままに、様々なイメージを招来し続けることを願いたいと思います。
田中広幸(美術家、本展キュレーション)

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