開催情報
【作家】haru nomura
【期間】2025年8月16日(火)-8月29日(金)
【時間】11:00~19:00(※最終日は14時まで)
【料金】 無料
作家在廊日:16(土) 23(土) 24(日) 13:00-17:00
https://note.com/keibunshabooks/n/n73fa4ba3c2f3
会場
会場名:恵文社一乗寺店 生活館ミニギャラリー
webサイト:http://www.keibunsha-store.com
アクセス:京都市左京区一乗寺払殿町10
概要
夏の暑さも少しやわらぎはじめるころ、生活館ミニギャラリーでは毎年恒例となったharu nomuraの展示を開催します。
染色家・野村春花さんが主宰する「haru nomura」は、暮らしの中からすくい取ったアイデアを形にし、人に寄り添う草木染めのかばんを作り続けています。長く京都・東山のアトリエで制作を続けてこられましたが、この春、京都と滋賀の境にある山の中へ、アトリエと住まいを移しました。
窓の外に広がるのは、陽の当たり方で刻一刻と表情を変える木々。朝の水音、夜に響く虫の声。その近さが、布を染める色やかたちにも、やわらかな変化をもたらしています。
haru nomuraのかばんは、いつも暮らしから生まれます。
日々の所作や、小さな会話、季節ごとの手ざわりを布の上に映すように。前回の展示「5essay」では、使い手との対話から生まれたアイテムが並びました。今回は「Home Form」と題し、野村さん自身の暮らしから立ち上がった新しいかたちが登場します。それがどんな大きさで、どんな用途をもつのかは、まだ私たちも知りません。
会場には、新作とともに定番のかばんや人気の巾着、ブランドの代名詞的なアイテムでもある旅するかばん、恵文社限定のコラボブックカバーなども並びます。近年は海外での展示も増え、国内外でファンを広げてきたharu nomuraですが、その根底にあるのは「日常に寄り添うもの」を生み出す静かで力づよい営みです。
山の空気の中で生まれた新しいかたちと、季節を重ねて変化していく草木染めの色。
手に取ると、そこに流れてきた時間や空気までがそっと伝わってくるような、そのひとつひとつに込められた手ざわり。
夏の終わり、山のアトリエから届いた「暮らしのかたち」を、どうぞお楽しみください。
haru nomura・野村春花さんより
今年も、恵文社さんでの展示の時期がやってまいりました。一年を半分過ぎたあたり、恵文社さんでの展示が毎年の大切な一区切りになっています。
今年のブランドテーマは「Home Form」。
家の中から出てくる暮らしのカタチを、対話やエッセイを通して追っていきます。暮らしのカタチは「かばん」だけにとどまりません。それぞれの家の暮らしのカタチが見えてきたら嬉しいです。
今回の「Home Form」というテーマは、私自身の生活の変化、新しいアトリエへの移転が大きく影響しています。まずは自分の暮らしの中から出てきたカタチを紡いでみようと、現在試行錯誤中です。恵文社さんの展示で、私の暮らしから生まれた新しい商品を一つ提案します。
定番の商品も、豊富に準備しております。
夏の京都でお待ちしております。