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包摂とQ

開催情報

【会期】2025年8月17日(日)–2025年9月15日(月)
【休館日】月曜日 9月15日(月・祝)は開館
【時間】10:00–18:00
【料金】無料

https://gallery.kcua.ac.jp/archives/2025/13132/

会場

会場名:京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA
webサイト:https://gallery.kcua.ac.jp/
アクセス:〒600-8601 京都市下京区下之町57-1 京都市立芸術大学 C棟1F
電話番号:075-585-2010 

概要

「多様性(diversity)」という言葉は、いまや現代社会のなかで独り歩きし始め、正しさの象徴のように語られることがあります。しかしその言葉が実際に意味するものは、果たしてどこまで届いているのでしょうか。そして、誰が語り、誰が受け入れ、そして誰が取りこぼされているのでしょうか。

「包摂とQ」展は、水木塁とアーティスト・コレクティブ「山水東京」の共同企画による展覧会です。本展では、俯瞰的・制度的な「多様性」ではなく、他者や他種との関係を自らの問題として引き受ける「包摂」の姿勢に注目します。

出品作家である小宮りさ麻吏奈+鈴木千尋、中村太一、長谷川由貴、水木塁の作品は、それぞれQで始まる性質—— 【Queer(クィア)/ Quagmire(沼地、入り組んだ状況)/ Quiver(震える、揺らめく)/ Quietude(内的な静けさ)—— 】を含んでいます。これらのQを鍵語として見返すと、「包摂」は私たちの生活の中で生じる摩擦や交錯、すれ違いを含んだプロセスとして捉え直すことができます。それは、共生の理想ではなく、現実の複雑さに根ざした応答の扉を開くのではないでしょうか。
文化人類学や都市論、クィア理論などを横断しながら、本展は都市という錯綜した場における「包摂」の可能性を観客とともに問い直します。

(テキスト:水木 塁)

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