開催情報
【会期】2025年8月17日(日)–2025年9月15日(月)
【休館日】月曜日 9月15日(月・祝)は開館
【時間】10:00–18:00
【料金】無料
https://gallery.kcua.ac.jp/archives/2025/13390/
会場
会場名:京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA
webサイト:https://gallery.kcua.ac.jp/
アクセス:〒600-8601 京都市下京区下之町57-1 京都市立芸術大学 C棟1F
電話番号:075-585-2010
概要
人は古代から、自然の中の様々な素材から糸をつくり、時に染め、時に織り、物をかたちづくってきました。本展では、そのような博物染織品の保全修整研究家である梶谷宣子氏が、長年ニューヨーク・メトロポリタン美術館に勤務のかたわら、世界各地で調査・収集してきた染織素材資料を中心に、「染織博物学(Textile Nature & Cultural Studies )」という新たな研究分野の実践として、氏の資料とともに、学生による実習の記録や映像をあわせてご覧いただきます。「染織博物学」とは、繊維の種類、構造、質感、色など、糸や布そのものがもつ物理的特性や素材の成り立ち、その意味を多角的に捉えようとする営みです。それは、身近にある物の源へと私たちの目を向け、新たな気づきをもたらしてくれるでしょう。
「モノ」からひろがる学びと、さらにつながる探求の始まりを、ぜひ会場でご体感ください。
藤井良子(京都市立芸術大学美術学部染織専攻 准教授)
梶谷 宣子(かじたに・のぶこ)
メトロポリタン美術館(ニューヨーク市)終身名誉館員
1955 自由学園卒業
1957–1963 自由学園工芸研究所
1964–1966 染織博物館(米国ワシントン首都市)博物染織品保全修復研修
1966–2003 メトロポリタン美術館(米国ニューヨーク市)染織品保全修復部長
1980–2002 ニューヨーク大学美術研究所 美術品保全修復学部(染織品)助教授–教授
2005– 京都市移住