HAPSが協力するトークイベントのお知らせです。

ロンドンのヘイワード・ギャラリーよりヨン・マ氏をお招きし、これまでに歩んできたキュレーターとしてのキャリアの概要をご紹介いただきます。香港のM+、パリのポンピドゥー・センター、ソウル市立美術館(SeMA)での「第11回ソウル・メディアシティ・ビエンナーレ」、そして現職のヘイワード・ギャラリーと、計4つの主要な現代美術にかかわる公的機関において手がけた展覧会やプロジェクトを取り上げながら、それぞれ異なる制度や文脈の中で、どのようなアプローチや戦略を用いてきたのかを振り返っていただきます。また、各インスティテューションの特徴や、現在の公共セクターにおける実践の難しさについても考察していきます。(主催者)
■概要
日時|2025年7月10日(木)18:30‐20:00
会場| 京都裏寺 極楽寺 (京都市中京区裏寺町通六角下る裏寺町586)
※駐輪スペースがありませんので、自転車でお越しの方は、近くの駐輪場のご利用をお願いいたします
定員|40名程度(先着順)
料金|無料(申込不要)
ゲスト|ヨン・マ(キュレーター)
モデレーター|堤拓也(ICA京都プログラム・ディレクター)
日英逐次通訳|辻井美穂
主催|ICA京都、京都芸術大学大学院
協力|一般社団法人HAPS、京都裏寺 極楽寺
詳細|https://icakyoto.art/news/89943/
■プロフィール
ヨン・マ Yung Ma
2021年11月からロンドン、ヘイワード・ギャラリーのシニア・キュレーター。「第11回ソウル・メディアシティ・ビエンナーレ:の芸術監督、またパリのポンピドゥー・センターの現代美術・プロスペクティブ・クリエーション部門のキュレーターを務める。ポンピドゥー・センターでは、曹斐(Cao Fei)の個展「HX」(2019年)を企画し、グループ展「Chine-Afrique」(2020年)および「Global(e) Resistance」(2020年~2021年)の共同企画にも携わった。2011年から2016年まで、香港のM+で映像芸術のアソシエイト・キュレーターおよび、同館の映像コレクションの構築を担当。M+在籍中には、「M+ Screenings」(2016年~)のシリーズや、「Mobile M+: Moving Images」(2015年)といった展覧会を企画。また、ベネチア・ビエンナーレでは、2009年に白雙全(Pak Sheung Chuen)の個展、2013年に李傑(Lee Kit)の個展を企画し、2度にわたり香港パビリオンの共同キュレーターを務めた。
■ICA Kyoto TALK とは?
ICA京都は2020年に京都芸術大学大学院の付置機関として創設され、これまで国内外で活躍するアーティスト、キュレーター、研究者、ギャラリストなどを招いたトークイベントを継続的に行ってきました。その一環である「ICA Kyoto Talk」は、これまでの「Global Art Talk」と統合し、京都と世界各地の多様なアートシーンを結びつけ、対話を重ねるためのプラットフォームです。ローカルな現場とグローバルな動向とを往復しながら、複層的な世界を実感し、新たな視点を開く場となることを目指しています。