開催情報
【作家】鷹巣 由佳
【期間】2025.04.12(土) ― 2025.05.11(日)
【時間】10:00〜19:00
【料金】無料
https://horikawa-shinbunkabldg.jp/rental-space/
会場
会場名:堀川新文化ビルヂング NEUTRAL
webサイト:https://horikawa-shinbunkabldg.jp/rental-space/
アクセス:〒602-8242 京都府京都市上京区皀莢町(サイカチチョウ)287 堀川新文化ビルヂング 2階
電話番号: 075-431-5537
概要
国際写真祭KYOTOGRAPHIE KG plus 2025 Pick up exhibition。
milleはフランス語の「千」、feuille は「葉」。mille-feuille(ミルフィーユ=千枚の葉)というデザートでよく知られたこの言葉に、 「巡礼」を意味するpelerinage(ペルリナージュ)をはさみ、「mille-pelerille 」という造語を作りました。一見、変わった本に見えますが、AB規格の紙に印刷し、印刷エラーなどの“予期せぬ予期”を束ねています。 伝統と現代技術を紙から探る、新作の手製本「邂逅:kaiko-ウラジオストク-」、世界のさまざまな紙と、機械漉きと約2年行っていた「手漉き和紙」プロジェクトが影響し合う作品を展示します。
東京、京都とつづき、その土地ごとでの限定のリミテッドエディションのアートブックも制作予定。
<アートブック紹介>
「邂逅 : kaiko : encounter : Встреча」Yuka Takasu
2020年1月3日、ロシア・ウラジオストクへ。パンデミックも戦争も始まる前で、世界が「普通」だった最後の旅だった。ロシア海軍の軍港都市でありながら、ヨーロッパとアジアの文化が交差する街並みは異国情緒と親しみやすさを兼ね備え、日本車が多く走り、看板にはロシア語・ハングル・漢字が混在していた。
1月の平均気温は-12℃。ユリウス暦のクリスマスを前に、街は祝祭ムードに包まれていた。凍った海の上を歩く人々。英語が通じなくても、人々は驚くほど温かく、SNSを交換し、つながりが生まれた。しかし、コロナの流行が始まり、状況が落ち着く前に戦争が起こり、彼らと連絡が取れなくなった。個人の努力だけでは変えられない現実があるかもしれないが、それでもどこかで誰かが異なる文化や国籍を超えて他者を思いやる心を持ち続けている。今、私たちはどう「人」として向き合うのか。固定観念を超え、一人ひとりの人生や物語に目を向ける。
協力 | キヤノンマーケティングジャパン株式会社